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釣果

サイトフィッシングでブラックバスを釣るコツ

サイトフィッシングでブラックバスを釣るコツ

ブラックバスをサイトフィッシングで釣るためのコツ

見えバスを目視で確認しながら釣るサイトフィッシング。バスがルアーを追う瞬間からルアーにバイトする瞬間まで見ることができるため普段の釣りよりも面白さは倍増する。
しかしサイトで釣る場合にはブラックバスからもアングラーが見えてしまうため口を使わないことも多い。

ここではブラックバスをサイトフィッシングで釣るためのコツをいくつか紹介していく。

足音を立てないように近づく

足音を立てないように近づく

ブラックバスは非常に警戒心が高い。そのためアングラーが近づく際の足音を聞いただけで逃げ出してしまう個体も多い。
すでに見えているブラックバスに近づく際はできるだけ足音を立てないように近づこう。また、見えバスがいなくてもポイントに近づく際も足音はできるだけ立てないように近づくことでブラックバスをサイトで確認できる確率が高くなりやすい。

しゃがむことで見える範囲が狭まる

しゃがむことで見える範囲が狭まる

サイトフィッシングで見えているバスの中にはルアーに興味は示すもののアングラーが見えているためにバイトしないブラックバスもいる。
そんな時はしゃがむことでブラックバスから見えるアングラーの範囲が狭まるためバイトしてくることがある。
しゃがむ以外にも木の陰に隠れるなどできるだけブラックバスに見えないようにすることで反応が良くなることが多い。

見えない位置に移動してしまうのも良い

見えない位置に移動してしまうのも良い

サイトフィッシングではなくなってしまうが、アングラーからもブラックバスからもお互いが見えない位置からアプローチすると警戒されにくい。
すでにブラックバスが警戒してしまった場合は難しいことが多いが、アングラーの姿を隠しただけで反応してくることもあるので試してみる価値はある。

時間を置いて再度アプローチする

時間を置いて再度アプローチする

一旦警戒してしまったブラックバスでも時間の経過と共に警戒心が薄れてくる。ブラックバスによって10分程度で警戒心が薄れる個体もいれば、1時間以上たっても警戒ししている個体もいるため、どのくらい置くべきかは定かではないが、長ければ長いほど警戒心は薄れやすい。
また、その時は捕食モードでなくても、時間を置くことで捕食モードに入っていることもある。
サイトフィッシングで見えているブラックバスにアプローチする場合には時間を置くのもコツの1つだ。

影を水面に落とさない

影を水面に落とさない

アングラーの姿以外に影は警戒されやすい要素の1つ。特にブラックバスの近くにアングラーの影が落ちると逃げてしまうことも多い。
左右はもちろん後ろに下がるなど影を意識することもサイトフィッシングのコツになる。

ブラックバスに近づきすぎない

ブラックバスに近づけば近づくほど警戒されやすい。たしかに近づくことで正確にキャストしやすくなることはもちろん、バイトシーンなどもはっきりと見ることができる。
しかし近づきすぎて警戒されたり、逃げてしまえば釣ることは難しくなってしまう。

近づきたい気持ちを抑え、少し離れた位置からキャストすることもサイトフィッシングでブラックバスを釣るためには重要だ。

服の色にもこだわるとさらに釣れやすくなる

白い服はブラックバスからアングラーを見えにくくしてくれる。一方、黒っぽい服はブラックバスから見えやすい。そのためできるだけ白っぽい服装の方がサイトでブラックバスが釣れやすくなる。
真っ白でなくてもブラックバスから見た際に背景の空や雲などに近い色の服を選ぶと警戒される可能性が低くなる。

ブラックバスの回遊ルートを予測する

ブラックバスの回遊ルートを予測する

ブラックバスは規則正しい生活をしていると言われている。普段は決まった位置で休み、決まった時間になると決まった捕食する場所へ決まったルートを通って回遊してくると言われている。
もちろん、ブラックバスに何時と言った概念がある訳ではないので、天候や日差しの強弱などによって捕食するタイミングは決まっていると言われている。しかも移動ルートなどは釣られない限りほとんど変わらないと言われている。

そのため回遊ルートを把握しておくことでブラックバスが見えるポイントにくる前に入ることができるので、ブラックバスに気づかれず近づくことができる。
もちろん、必ず回遊してくる保証はないが、いつもブラックバスが通るポイントやおおよその時間帯などを抑えておけばサイトフィッシングで釣れる可能性も高くなる。

偏光レンズで見えバスを遠くから見つける

偏光レンズを使うことで遠くからでも水中のブラックバスを見つけやすくなる。遠くから見つけることで先程記載した足音を立てないで近づけたり、ブラックバスの見えない距離からアプローチすることが可能になる

必ずしも高価なものが良いわけではなく、安いものでも水面の光の反射をしっかりと抑えてくれるものもあるので購入できるようであれば購入しよう。

ルアーの直撃はアウト

ルアーを直撃してしまうとブラックバスの大半は逃げてしまう。ルアーを少し遠い位置にキャストし少しずつブラックバスに近づけよう。
特にキャストが苦手な方はミスキャストしても直撃しない位置を狙うようにしよう。

小型のナチュラルカラーがおすすめ

サイトで見えるような場合、水質がクリアなことが多い。そのためブラックバスの視認性も良いためあまり派手なルアーカラーでは見切られることも多くなる。
また、ルアーの大きさも見切られやすい要素の1つだ。大きいものほど見切りやすく、小さいものほど見切られにくい。
もちろん、必ずしも大型で派手なルアーだとサイトフィッシングで釣れないわけではないが、小型でナチュラルなカラーほど見切られにくいのは確かだ。
また、クリアカラーもナチュラルカラー同様に見切られにくい。

着水音にも気を配る

水深の深いボトムを攻めるのであれば着水音は気にする必要はないが、サイトフィッシングで見えるようなブラックバスを狙う場合は水深に関係なく表層付近を攻めることになる。
そのため大きな着水音が近くでしてしまうとブラックバスはびっくりして逃げてしまうことが多い。ブラックバスから離れた位置にキャストすると同時に着水音もできるだけ減らすようにしよう。

ベイトタックルならサミング、スピニングタックルならフェザーリングと言ったテクニックで着水音を出さないことはもちろん、フリップキャストなど下から投げるようなキャストも着水音を抑えやすい。

スピニングリールのフェザーリング(サミング)のやり方と必要性

ブラックバスの正面からルアーを通さない

ブラックバスだけでなく、多くのフィッシュイーターは自分に向かってくるルアーを不自然と感じやすい。
と言うのもブラックバスに捕食されるベイトは本来ブラックバスから逃げていくため自ら近づいてくることはほとんどない。そのためルアーをブラックバスに向かって泳がせてしまうとブラックバスは警戒しやすい。

見えバスにサイトフィッシングでアプローチする際はブラックバスにまっすぐルアーが近づかないようにすることも大切だ。

ルアーをどんどん変える

ブラックバスが完全にルアーを無視するようであればサイトフィッシングで釣るのは難しいが、通るルアーを追わないでもルアーのある方向に頭を向け続け、ルアーを遠くから見ている場合にはルアーを変えることで追い出すことも多い。

サイトフィッシングで釣る場合、アングラーの中にはルアーをバスの近づけて食わそうとするアングラーも多いが上記で記載したように本来ベイトからブラックバスには近づかない。むしろ不用意に近づけすぎてしまうとせっかく釣れるはずのバスが警戒し釣れなくなってしまうことも多い。
ルアーを近づけるよりもそのバスが興味を示すルアーを選択したほうがバイトしてくる可能性は高くなる。

もちろん何のルアーに反応するかはブラックバス聞かなければ分からないので、様々なルアーを試すことで興味を示すルアーを見つけることができる。

また、コツとして1回のキャストごとにルアーチェンジすることだ。何度もルアーを通してしまうとバスは徐々にスレてくる。1キャストごとにルアーを変えていくことでブラックバスをスレさせず興味を持つルアーを見つけることができる。

リアクションバイトもサイトフィッシングで有効なテクニック

捕食モードに入っていない見えバスにどんなにルアーを餌のように見せてもバイトしてくることはない。しかしリアクションバイトを誘えば捕食する気が無いバスも思わず口を使ってくる。それはサイトフィッシングの場合も同様で、ワームなどを使用する場合でも餌に見せるだけではなく、急激に動かすことでリアクションバイトしてくるのでアクションも変えながらアプローチするのもサイトフィッシングのコツの1つだ。

春のスポーニングは縄張りを荒らす

春はスポーニングと呼ばれるブラックバスの産卵時期。特にスポーニングベッドと呼ばれる産卵床にいるバスは餌を捕食しないためルアーをいかに餌に見せようとしても捕食してくることは少ない。
しかしスポーニングベッドにいるバスは卵や稚魚を外敵から守るため近づいてくるルアーや小魚に対して攻撃することが多い。
春の産卵に絡んだブラックバスを釣るのであれば、ルアーを攻撃するように攻めると簡単にデカバスを釣ることができる。

また、ブラックバスは水質の良い朝場にスポーニングベッドを作るため、春はサイトフィッシングに適した時期でもある。

ブラックバスの春の産卵行動

春のプリスポーニングからアフタースポーンまでのブラックバス攻略