釣果
アジが釣れる!アジングの王道ポイント12選
アジが釣れる!アジングの王道ポイント
アジはブリやマグロなどと同じ回遊魚です。そのため、基本的にはその場に居付く魚ではなく、エサを求めて広範囲を移動する魚です。
そのため、アジがいる場所で釣りをしているか、言い換えるならアジが回遊してくるポイントでしているかどうかでアジングの釣果は変わってきます。
ここではアジが回遊してきやすいアジングのポイントについていくつかご紹介していきます。
常夜灯まわり
常夜灯まわりはナイトゲームが主体となるアジングの定番ポイントです。
アジのエサであるプランクトンが常夜灯の光に集まるため、それを捕食しようとアジも集まってきます。
基本的に狙うのは常夜灯によってできる明暗の境目。
豆アジと呼ばれるような小型のアジは明部に集まることも多いですが、尺アジと呼ばれる大型のアジほど暗部に潜んでいることが多くなります。
また、明暗は横だけでなく、縦にも存在し、光が届かなくなる(または薄くなる)深場ほど大型のアジがいます。
ただし、満月など月明かりが多い日には常夜灯の効果も薄れプランクトンも散ってしまうため常夜灯まわりにはアジが寄り付かなくなってしまうことが多くなります。
ミオ筋・船道
ミオ筋とも呼ばれる船の通り道である船道はアジが回遊する際の通り道となっています。
船道は船が安全に通れるように人工的に深く掘られており、船道の真下の深い場所と浅い場所の境目を通ってアジは回遊します。
そのため外海へエサを求めて漁港から出ていく朝マズメや身を守りやすい安全な漁港へと入ってくる夕マズメには特に釣果が期待できるポイントとなります。
また、日中でも船道の上を船が通ることで、海底の砂と一緒にプランクトンなども巻き上げられることでアジの捕食スイッチが入ることが多く、アジングでは欠かすことのできないポイントとなっています。
堤防の先端・角
プランクトンはアジのような泳力を持たないため潮の流れに流されやすいと言った特徴があります。つまり、潮通しのよい堤防の先端や角と言った場所はプランクトンが多く流されてくる場所となり、プランクトンが流れてくるのを待つアジも多くいるポイントです。
ただし、潮の流れが速すぎるポイントではプランクトンが流されてきても捕食しにくいだけでなく、小型魚であるアジも定着しづらいためアジがいないこともあります。
スロープ
船を上げ下げするために作られたスロープもアジングでは定番のポイントなります。
スロープは波のあたらない場所に設置されていることが多く、潮の流れも緩やかになっていますのでアジにとっては快適な場所となります。また、スロープを形成するための人工物には海藻などが多く自生し、小型のエビやカニなどが生息しています。さらに、船を上げ下げしやすいようにスロープの先は急激に深くなっています。
つまり、アジにとって居心地がよく、エサもあり、身を隠す場所もあるスロープはアジも集まってきやすいポイントとなります。
流れ込み
川などの淡水が流れ込む流れ込みエリア周辺もアジングではポイントとなります。
川からはプランクトンなどのエサが流れてくるため多くのアジが集まります。
特に大型の流れ込みでは夏を中心にエサを求めてアジが奥の汽水エリア(淡水と海水の混ざり合うエリア)まで入ってくるポイントさえあります。
また、海水に比べ流れ込む淡水は、夏は冷たく、冬は暖かいためアジにとっても居心地の良い場所となりますのでアジが回遊してくる可能性が高くなります。
排水溝・温排水
上記と同様に工場などから排出される場所である排水溝周辺にもアジは集まります。
特に温排水と呼ばれる暖かい水が排出されるポイントではアジの適水温から大きく外れる冬場を中心に活性の高いアジが集まりやすいポイントとなります。
漁船・船たまり
漁港などで釣りをしたことがある方の中には船の下に小魚が集まっているのを見たことのある方も多いと思います。
アジも同様で停泊している漁船などの下に群れを作って隠れていることがあります。
特に多くの船が停泊している船溜まりにはアジが集まりやすいポイントとなります。
漁船の下は夜間よりも日中の数少ないポイントの1つですので、アジが隠れているようであれば必ずルアーを通してみましょう。
堤防のキワ
アジングに限らずルアーフィッシングと言うとどうしても沖へと遠投したくなりますが、足元の堤防のキワなどもポイントとなります。
何度も触れているようにアジのエサとなるプランクトンは泳力が低いため潮の流れに流され水中を漂っています。そのため、堤防のキワなどは流れてきたプランクトンが集まりやすく、アジも堤防のキワを回遊することが多くなります。
特にゴミや気泡が溜まっている場所はプランクトンも多く流れ着く場所となるためアジも回遊してきやすいポイントとなります。
テトラポッド
テトラポッドは消波ブロック・波消しブロックとも呼ばれるように波による浸食を抑えるために設置されています。つまり、テトラポッドのある場所は波のあたる場所であるためプランクトンが流れ着きやすくアジも回遊しやすい場所です。
砂底+α
アジは根の絡んだ砂地を好む魚です。
そのため、サーフと呼ばれる海岸でも釣れることはありますが、砂地にもうひと要素絡むとアジが釣れる可能性が高くなります。
代表的なのが沈み根と呼ばれる、海底に沈んだ岩のことです。
岩はアジのエサとなる小型の魚が付いていることもありますし、アジの天敵でなるシーバスなどのフィッシュイーターから隠れる場所ともなります。
そのため砂地の中に沈み根がある場所はアジがいる可能性が高い、または回遊してくる可能性が高い場所となります。
沈み根以外にも海藻や捨て石、ロープなど+αで何かがある場所にはアジもいる可能性が高くなります。
潮目
潮目とは温度や塩分濃度など異なる二つの海流がぶつかる場所のことを言います。こういった潮目にはプランクトンが集まりやすいためアジも集まりやすく、潮目に沿ってアジも回遊します。
潮目の発生している場所は海の色が異なりますのでアジング初心者でも見つけやすいポイントです。
コマセを撒いている人の近く
アジング以外でアジ狙う方法と言えばサビキ釣りがあります。サビキ釣りはコマセでアジを寄せ、サビキについた疑似餌針でアジを釣る方法です。
また、サビキ釣り以外にもコマセを撒いている魚を釣る釣り方がありますが、そういった場所にはアジが集まりやすいためアジが釣れるポイントなります。
コマセを撒いている所に直接投げる訳には行きませんが、潮下にはコマセが流れてきますので、邪魔にならない、迷惑にならない距離感でキャストしてみてもいいかもしれません。
まとめ・複合ポイント
これまでアジが釣れるポイントをいくつかご紹介してきましたが、これらの要素が複合的に絡んだポイントにはアジが回遊してくる可能性がさらに高くなります。例えば、常夜灯と言った1つの要素だけよりも排水溝が近くにある常夜灯やテトラポッドのある常夜灯と言ったように2、3つと複数の要素が絡めばよりアジが回遊してくる可能性が高いポイントとなります。
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