釣果
春のヒラメ釣りとルアー選択
春のヒラメの釣り方
春のヒラメの特徴
春と言えばヒラメの産卵の時期。主に3月から7月の間に産卵するヒラメは産卵場所である水深30m前後に集まりやすい。そのため餌を求めて岸近くまで接岸してくる個体も多くなり、1年のなかで最もヒラメが釣りやすい時期。
特に前半は産卵のために体力をつけたいヒラメが接岸し、後半になると早めに産卵し終えたヒラメが体力を回復しに接岸してくる。
また春は数だけでなく大型サイズも期待できるので座布団ヒラメを釣ってみたい方は春のサーフがおすすめだ。
春のヒラメがメインにしているベイト
春はヒラメの産卵だけでなく他の魚の産卵時期でもある。また、孵化したばかりの稚魚が多くいる時期でもある。そのため比較的小さいベイトがメインベイトになりやすい。
また、先程も記載したが春はヒラメの産卵時期になるため餌を荒食いしやすく、朝マズメや夕マズメはもちろんのこと、日中でもヒラメが釣れる可能性が高い。
ハクやイナッコ(ボラの稚魚)
ボラは10月から1月頃に沖で産卵し、孵化した稚魚(ハク)は数センチ程度まで成長すると河口付近に集まってくる。また、春はバチと呼ばれるゴカイなどが産卵する時期でもある。成熟したヒラメは魚しか食べないためゴカイなどを捕食することはまずないが、バチを狙ったボラの幼魚であるイナッコ(10cm~20cm前後)が河口にも集まりやすくなるので、河口付近にはハクやイナッコを狙ったヒラメが集まりやすい。
稚アユ
稚アユとはアユの稚魚のこと。アユは地域によって異なるが10月から12月ごろに川の上流または中流付近で産卵する。アユの卵は川の流れに流され河口または海まで流される。河口付近や沖で成長するした稚アユはまず河口に集まる。集まったあと川をすぐには遡上せず、サイズの近い者同士で群れとなり一定期間を河口付近で過ごしたあとに一気に遡上していく。
そのためハクなどと同様に稚アユを求めてヒラメが河口付近に集まることが多い。
イワシ
春の後半になるとイワシも接岸してくる。ただしこの時期は気温水温共に変化しやすいため接岸する日もあれば接岸してこない日もある。
サッパ
地域によって異なるがイワシとほぼ同時期か少し早くメインベイトになるのがサッパ。サッパは冬を除けば基本的に年中いる魚だが、春先ぐらいから群れを作り河口や漁港はもちろんサーフなどにも現れる。
春のおすすめルアー
メタルジグ
先程紹介した通り、春は卵から孵化したばかりのハクや稚アユなどマイクロベイトと呼ばれる小さな小魚が多くなる時期。そのためヒラメも小さいシルエットのルアーに反応しやすくなるためメタルジグがおすすめだ。
ナチュラルカラーのミノー
春はヒラメが釣れやすいこともありどこのサーフでもヒラメを狙ったアングラーが集結する。そのためルアーにスレてしまっているヒラメも多い。
そう言った時は広範囲を手返しよく探りながらもスレたヒラメにも効果的なナチュラルなカラーのミノーもおすすめとなる。
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