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釣果

座布団ヒラメのサイズと釣り方

座布団ヒラメのサイズと釣り方

座布団ヒラメのサイズと釣るためのポイント

ヒラメ狙いのアングラーにとって座布団ヒラメは夢。
過去にあの時バラシたのは座布団サイズのヒラメだったかも・・・といった経験をお持ちの方もいるはず。

座布団ヒラメ定義ははっきりとしていませんが、一般的に言われているのが70cm以上。
中にはサイズが70cm以上でかつ重さが4kg以上と両方の条件を満たしたのが座布団ヒラメと言われる方も。

ここでは一般的に言われている座布団ヒラメのサイズについてだけでなく、釣れやすい時期や場所はもちろん、必要なリーダーな長さなどについてもご紹介していく。

座布団ヒラメと呼ばれるサイズは?

座布団ヒラメと呼ばれるサイズは?

座布団ヒラメ呼ばれるサイズは70cm以上で、90cm以上は大座布団と呼ばれる。一方40cmに満たないサイズはソゲと呼ばれる。
ただしこれはあくまでも一般的に言われているだけであって座布団と呼ばれるヒラメは何センチといった明確な定義はない。そのため、千葉から茨城の外房エリアでは座布団サイズのヒラメのことを「大板(おおいた)」などと呼ぶこともある。

座布団ヒラメを釣るための準備

座布団ヒラメがせっかくかかってもラインブレイク(糸切れ)してしまったり、バラシてしまったりではもったいない。ここからは座布団ヒラメを釣るために必要な準備についてご紹介していく。

座布団ヒラメに必要な最低限必要なリーダーの長さ

座布団ヒラメに必要な最低限必要なリーダーの長さ

そもそもショックリーダーはPEラインの弱点である摩擦によるラインブレイクを防ぐために使用される。岩などに擦れることでラインブレイクしてしまう以外にもヒラメの体に擦れることでラインブレイクする可能性もある。そのため座布団ヒラメを狙うのであれば体長70cm以上のヒラメにPEラインが当たらないように最低でも70cmの長さのリーダーが必要になる。

また、メーターサイズの大座布団も視野にいれるならリーダーは70cmでは足りない。
日本記録のヒラメは島根県にある西ノ島町でhttps://blogs.yahoo.co.jp/uragouwann/38562983.html
品川さん★★
が釣った107cmの14.5kg。
つまり、もしリーダーが1mしかなければメーター級のヒラメの体にPEラインが触れて切れてしまう可能性が高くなる。

もちろんメータークラスがそうそう釣れるわけではないが、根ズレなどによるリーダーが傷ついた部分をカットしながら使っていくことも考えると最低でも1.5mはとっておきたい。

また、リーダーだけでなくPEラインもかなり太くする必要がある。

シマノさんのhttps://fishing.shimano.co.jp/product/goods/4065
パワープロZ★★
を例にするとPEライン1号の強度は9.1kg(20lb)。
これをFGノットで直結したとして結束強度を最大値の80%で計算すると結束部分は7.28kg(約16lb)になる。実際にはFGノットを組む際にヨレてしまえば結束強度は80%以下になることももちろん考えられる。
これだと上記のようなメーター級のヒラメの重量にとっても耐えられない。もちろん、水中では浮力があるので無理をしなければ寄せてくることは可能だ。しかし、ヒラメも抵抗するし、海が荒れていれば引波も強い。それにサーフにずり上げる際にはヒラメの体重が結束部分にもろにのることになる。

座布団はもちろん大座布団サイズのヒラメを絶対に逃したくないのであれば、1.2号以上のPEラインがおすすめだ。
ちなみにPEライン1.2号の強度は12.2kg(27lb)、PEライン1.5号の強度は13.1kg(29lb)となっている。

太軸フックを

座布団サイズとなると引きも強い。そのためフックにも気を使う必要がある。もちろん大型のミノーであれば必然的にフックサイズも大きくなるので伸びたり、折れたりしにくいが、小型のミノーはもちろん、メタルジグやバイブレーションなどはミノーなどと比べるとワンサイズ小さいフックが使用されていることが多い。
そのため、せっかくかけた座布団ヒラメによってフックが伸ばされてしまう可能性も否定はできない。

ただし、単純にフックサイズを大きくしてしまうとルアーによってはフック同士が絡んでしまったり、アクションが悪くなってしまう可能性がある。
そんな時は太軸のフックがおすすめだ。太軸のフックであればフックサイズは変わらないのでルアーへの影響もほぼない。

さらに太軸フックは細軸のフックよりも接触面が大きくなるため、身切れや口切れといったバラシの軽減にも繋がる。

座布団ヒラメが釣れやすい時期

春は座布団ヒラメが最も釣れやすい時期。
ヒラメは春から初夏にかけて水深30m程度の浅場で産卵する。そのため春先になると産卵を控えたヒラメが体力をつけようと岸際まで積極的に餌を補食しにくる。
また、夏が近づいてくると今度は産卵を終え体力を回復するために大型のヒラメが餌をよく食べる。
そのため産卵に絡んだ座布団ヒラメが釣れる可能性が高くなる。

夏は多くのヒラメが深場に移動するため、この時期だけは座布団ヒラメを狙うのが難しい。

秋も座布団ヒラメが釣れる可能性が高い時期。秋はイワシ、サヨリ、イカなど数多くのベイトが接岸してくる上に、冬にむけて体力をつけたいヒラメが多く接岸してくる。

ただし秋はサイズよりも数釣りになる可能性が高いため、春よりも座布団サイズがでる可能性は低いと言われている

冬は水温の低下によりプランクトンが減少する。そのためサーフにはヒラメはもちろん、餌となる小魚が少なくなる。
ただし、磯や沖に根の多いサーフなどは別だ。ほとんどの魚が水温の低下する冬は深場に移動するのに対して根魚は寒い時期に活発に活動するため、そう言った魚を狙いヒラメが接岸してくる可能性もある。

座布団ヒラメが釣れやすい場所

座布団ヒラメの釣果があるポイントに入る

一度釣れた場所はもちろん、定期的に座布団ヒラメが上がっている場所は座布団ヒラメにとって良い環境ということになる。
もちろん、一度釣れたからと言って確実に釣れるわけではないが、座布団ヒラメの釣果がない場所よりも釣れる可能性は高くなる。
SNSやブログなどで調べるのも良いが、釣具屋さんなどに聞くとサーフのどの辺で釣れたかなど具体的な場所を教えてくれることも少なくない。

磯

時期に限らず磯のヒラメはアベレージサイズが大きい。
理由は定かではないが、座布団ヒラメとなると通常のヒラメよりも遊泳力が高いため、多少流れのキツイ磯でも難なく泳げる。また、体が大きいためより身の隠しやすい磯場にいる可能性が高いと考えられる。

ワームがおすすめ

釣れやすい場所ではないが座布団ヒラメを狙うのではあればワームがおすすめだ。シーバスはもちろん、ヒラメも大きくなればなるほど賢くなってくる。また大きいと言うことはそれだけ長い年月を生きているため釣られた経験から警戒心が高くなっている個体も少なくない。そのためできるだけルアーであることを見破られないようにナチュラルな波動や動きのワームがおすすめとなる。
もちろんミノーやメタルジグでも釣れる可能性は十分にあるが、ワームの方がヒット率は高くなる。