釣果
バチ抜けパターンのシーバス攻略

春のシーバス攻略と言えばバチ抜けパターン
バチ抜けパターンとは
バチとはゴカイやイソメなどの仲間の総称で、バチ抜けとはバチが産卵のため地中から抜け出し水中を泳ぎ回る行動のこと。
このバチをメインに捕食するのがバチ抜けパターン。地域によって差はあるが主に12月から始まり6月ごろまで続く。
バチが抜けるのは夜のみ。特に大潮から中潮の満潮から下げのタイミングに抜けやすい。抜けている時間も短く2時間から3時間程度。
また、条件が合っても必ず抜けるわけでない。特に風が強い日や水温が低下した日などは抜けにくいと言われている。
このいつ起こるか分からないバチ抜けだが、関東では主に南側の内房ではじまり、徐々に東京湾の奥へと移っていき、東京湾ではゴールデンウイークあたりがピークとなる。
バチと言っても様々な種類があり、大きいバチもいれば小さいバチもいる。またバチ抜けパターンの後半には小型で水面をクルクルまわるバチなども出てくる。
冬に産卵するシーバスにとっては産卵後の体力回復ためにバチを荒食いすることが多い。
バチ抜けシーズンのシーバス攻略法
バチのシルエットに合わせる
バチは遊泳力がないためシーバスからしてみると体力を消費しなくても捕食できるターゲットだ。
そのため、シーバスがバチを捕食しだすと通常のルアーには見向きもしなくなる。
そのため、バチと同じようなシルエットの細身のルアーに変えてやることが攻略のカギとなる。
また、シルエットだけはなく、その日に抜けているバチのサイズに合わせることも大切だ。
冒頭でも説明したがバチと言ってもサイズが異なる。小さいものは数センチ、特に大きいバチは20cmを超える。その日抜けているバチに合わせることでシーバスの反応も良くなりやすい。
できるだけスローに引く
基本的に抜けたバチは表層付近を漂うに泳いでいる。そのためルアーを早く動かくすとシーバスも反応してこない。できるだけでゆっくりと動かし、シーバスの顔の前を通してやるイメージで動かすのが肝だ。
また、イナッコパターンやサヨリパターンなどの小魚パターンとは違い、シーバスはバチを追わない。バチが流れてくる場所で待ち構え流れてくるバチを捕食している。
そのため、流れの集まりやすい場所や橋脚周りと言った流れのヨレが発生しやすい場所がポイントとなる。
基本はタダ巻き
バチをイメージして泳がせるためトゥイッチなどのアクションは基本いらない。
表層付近をタダ巻きでゆっくりと動かしてやるだけで十分狙うことができる。
キャストする際は、ルアーを川の上流に向かってキャスト(アップストリームキャスト)し、流れに乗せてルアーを動かしてやると反応がよい。
底バチパターンもある
表層にバチが見えなくても海底付近でバチが抜けていることもある。特に水温が低い時はバチが水面まで浮き上がらず底の方にいることが多い。
この場合、シーバスは表層よりもボトム付近を意識していうことが多いため、ルアーをボトムすれすれに通してやると反応が良くなる。
シーズン後半はシーバスがスレやすい
バチ抜けパターンはシーバスマンにとってお祭りだ。
特に東京湾などではピークになると数メートル間隔でアングラーが並ぶことも多い。そのため後半になってくるとシーバスもスレてくる。
小型のサイズが多くなる
ランカーと呼ばれる大型のシーバスもバチを捕食しているが、バチ抜けでメインとなるのは小型のサイズが多い。地域や時期によって異なるが40センチ前後のセイゴ・フッコサイズが多く釣れる。
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