釣果
湖のブラックバス攻略のためのポイント
湖のブラックバス攻略のポイント
琵琶湖や河口湖、霞ヶ浦など日本の湖のほとんどにブラックバスはいる。
そして野池などと違い規模が大きいため、バスのストック量が多いだけでなく、60アップはもちろん70アップが出る可能性があるのも湖の特徴である。
また、攻略すべきポイントも岬や流れ込みなど自然によるものはもちろん、漁礁や桟橋、港など人工物が多いのも湖の特徴だ。
ここでは「ブラックバスを攻略するなら知っておくべきポイント」で紹介した攻略すべきポイント以外で湖特有のポイントを中心にいくつか紹介していく。
砂浜
ダム湖や野池ではまずない砂浜。もちろん全ての湖にあるわけではないが、砂浜を好むブラックバスがいる可能性の高いエリア。また砂浜になっている場所の多くがシャローエリアになっているためブラックバスのフィーディングエリア(捕食場所)となっていることが多く、タイミングさえ合えば簡単にブラックバスを攻略することができる。
ただし、風が強い日にはボトムの砂が巻き上げられ濁りが出やすい場所でもある。
港
漁業が行われている湖はもちろん、観光船などが出ている湖には港がある。港は流れがなく船の出入りができるように深く掘られているため1年中ブラックバスがいることが多い。
ただし、港内はアングラー側にとって釣りをしやすいため、人気のポイントになっていることも多く、ルアーにスレてしまっているブラックバスが多いのも特徴だ。
船道
ミオ筋といった言い方をされることもある船道。港などの出入り口にあたる部分である船道は、船が出入りしやすいように人為的に深く掘られているだけでなく、船のスクリューによって底の砂や泥が撹拌され深く掘れている。
そういった深くなっている場所はブラックバスが回遊ルートとして通ることが多く外すことのできない攻略のためのポイントだ。
桟橋
また、港がなくても船着場である桟橋があることが多い湖。桟橋の下にはシェードができるためブラックバスがいる可能性が高い。
桟橋についたバスを攻略する際は、桟橋の先端にいきなり移動せず、桟橋の手前から桟橋の際にルアーを通しながら先端へと向かっていくと、ブラックバスを警戒させずに攻略することが可能だ。
ただし桟橋の上は釣りが禁止となっている場合も多いので、初めていく湖の場合には注意が必要だ。
取水塔
取水塔(しゅすいとう)とは湖の水をくみ取るための施設。岸から桟橋でつながっている物もあれば、沖にポツンと立っている場合もある。
どちらにせよ、取水塔の下には基礎があり、ブラックバスの好むハードボトムとなっている場合が多い。
また、取水塔自体も縦のストラクチャーとなり得るため、ブラックバスが表層からボトムまでついていることが多い。
パイプ
湖には農業用などに湖の水を汲み上げるためにいろいろな所にパイプがある。そういったパイプにはブラックバスがついている可能性があるため攻略しておきたいポイントになるが、その多くは水中にあるため、多くのアングラーが見逃しがちだ。
上記で紹介した取水塔などからパイプが出ていることもあるが、それ以外の所にもパイプが通っている場合は多く、そういったパイプは攻略されずにいることも多いためスレていないブラックバスがいることも多い。
漁礁
漁業などが行われている湖には漁礁がある。漁礁とはコンクリートや石で作られた人工物を底に沈めることで魚の住処を人工的に作った物で、当然ブラックバスも漁礁に集まってくる。
沈められている漁礁の形は様々なだが、その多くは魚の住処となりやすいように空洞となっているものが多い。そのため漁礁の周辺だけでなく漁礁の中にもルアーを通しいくこと重要だ。
ただし、オカッパリから届く範囲に漁礁が沈められていることは少なく。ボートなどから狙うのが一般的だ。
浮漁礁
湖の漁礁の中には水面に浮いたタイプの漁礁もある。上記のように漁業目的で作られる場合もあれば、水質の改善のために設置されている場合もある。
どちらにしても小魚が集まりやすいため、ブラックバスも集まりやすい。
また、浮魚礁の中にはオカッパリから届く範囲に設置されている場合も多く、ボートはもちろんオカッパリからでも攻略できるポイントだ。
流入河川
インレット(流れ込み)である湖に流れ込む河川もブラックバス攻略には欠かすことのできないポイントだ。
河川内はもちろん、河川の両端には沖に向かって突堤がでておりブラックバスがついている可能性が高い。
また、どんなに流れの緩やかな流入であっても流入の延長線上は流れによって地形がほれており、ブレイクが続いているため忘れずに攻略しておこう。
水路
田んぼなどで使用するために湖の水を移送するための水路にもブラックバスはいる。船が出入りできるような大きな水路はもちろん、走れば飛び越えられそうな小さな水路でも忘れずに攻略しておきたいポイントだ。
時に湖が濁った場合などは、濁りにくい水路にブラックバスが集中することも珍しくはない。
杭
漁師の方が定置網を設置するために立てられている杭にもブラックバスはいる。杭自体にブラックバスがつきやすいだけでなく、定置網を設置する場所は湖の中でも魚の往来が多い場所といつことにもなるので、必然的に魚影が濃い場所であることを教えてくれる。
ただし、杭に網がかかっている場合にはルアーなどをひっかけてしまうと漁業の邪魔になってしまう可能性もあるので控えるようにしよう。
船
湖に停泊している船も立派なポイント。動いている船よりも放置され続けている船の方がブラックバスがついている可能性が高い。また、沈船にもブラックバスはついている。場合によっては沈船の中に隠れていることもあるのでできるだけ奥までルアーを送り込むことでバイトしてくることも多い。
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