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釣果

ヒラメやマゴチの釣れる主な6つの時間帯(時合)

ヒラメやマゴチの釣れる主な6つの時間帯(時合)

ヒラメやマゴチの釣れる時間帯(時合)

ヒラメやマゴチに限らず魚は一日中釣れるわけではない。
必ず捕食するタイミングが1日の内に何度かある。そういった釣れる時間帯のことを釣り用語で時合と言う。
ルアー選択やポイント選択も釣果を伸ばす重要な要素ではあるが、魚にやる気(捕食活動をする気持ち)がなければどんな場所でどんなルアーを使用しても釣れる可能性は低い。 もちろん時合だからと言って必ず釣れる訳ではないが、そういった釣れる時間帯をしっかりと抑え釣り場に入ることで他のアングラーに差をつけることも可能だ。 ここでは1日のうちでヒラメやマゴチが釣れる可能性が高い時間帯(時合)を6つに分けてご紹介。

マズメ

朝マズメ

朝マズメ

マズメには2つのマズメがある。その一つが朝マズメだ。
何時から何時と言ったはっきりした区切りはないが、主に夜明けが近づき周辺が薄明るくなる時間から日が昇るまでの時間を指すことが多い。
朝マズメは釣りのゴールデンタイムと言われており、この後紹介していく時合の中でも最も釣れる可能性が高い時間帯だ。 ヒラメやマゴチが主に捕食対象としている小魚は、前日の夕方から夜中の内にサーフの浅場に接岸したり、漁港内に入ってくる。
そして日が明けていくにつれ沖に出ていくのだが、そういった際に通る道(サーフであれば離岸流、漁港であれば船道など)にヒラメやマゴチは待ち構えて捕食している。 そのため、接岸している個体にはやる気のある個体が多いため、1日の中でも朝マズメが最も釣れる時間帯となる。

夕マズメ

夕マズメ

朝マズメとは対極にあるのが夕マズメだ。こちらもはっきりした区切りは決まっていないが日没前後から暗くなるまでを指すことが多い。 先ほどものべたように暗くなるにつれ小魚は浅瀬や漁港内に入ってくる。つまり、朝マズメとは逆にそういった場所に入ってくる小魚を狙ってヒラメなども接岸してくる。
朝マズメほどにはないにしろ、夕マズメも釣れる可能性の高い時間帯だ。 朝マズメは混雑する人気のスポットでも夕マズメは意外と空いていることもあるので夕マズメのチャンスを逃さず釣りをしてもらいたい。

潮の動き(タイドグラフ)

潮の動き(タイドグラフ)

一日の中で潮の動きは大きく変化する。
特に約2週間に1度やってくる満月や新月の大潮の時は潮の動きが多い。 潮の動きに合わせて小魚は動き出す。干潮や満潮などによってその場にいられなくなった小魚が動きだしたり、潮の流れによって海底のプランクトンなどが海中に流れ出すことでプランクトンを捕食しに小魚が動き出す。
そしてそれらを捕食する大型の魚であるヒラメやマゴチも動き出す。

上げ始め

上げ始めとは、干潮(潮が最も引いた状態)から潮が動き始める時間帯のこと。
干潮時には止まっていた潮も上げ始めることで動き出し海の中に変化を与える。 また、釣りの時合には「上げ3分下げ7分」という言葉が良く使われる。
干潮時を0、満潮時を10とした場合、干潮時の0から3までが「上げ3分」にあたり、主に4つある潮の動きの中でも釣れると言われている時間帯だ。

上げ止まり前

干潮から上げ始めた潮は満潮になるにつれて流れが緩やかになり満潮時に潮の流れがとまる。この止まる直前が上げ止まり前。
干潮時には潮が引いてしまい岸際に居着けなかったヒラメも満潮時には岸際に居着くことができる。また上げ潮に乗って沖から楽に接岸してくることができる。もちろんベイトとなる小魚も同様だ。

下げ始め

上げ始めと真逆の状態が下げ始め。満潮時に止まっていた潮の流れが干潮に向けて動き出すことで上げ始めと同様に魚たちも動き出す。
また、「上げ始め」でご紹介した「上げ3分下げ7分」の「下げ7分」がここに該当する。

下げ止まり前

下げ始めにより干潮に向かっていた潮の流れも干潮に近づくにつれ緩やかになり干潮時に止まる。その止まる前が「下げ止まり前」。 個人的にはヒラメを釣る際4つある潮の動きの中でもっともチャンスがある時間帯と考えている。
干潮に向かうにつれて潮が引いていくことで、アングラーも前(沖)に出ることができるようになってくる。つまり、沖にいるヒラメに自然と近づいていくことができるからだ。
しかもまだ、潮は動いているので時合である可能性は高い。 ヒラメとの距離が近くなれば、遠投ができるメタルジグ以外にもミノーやワームと言った選択肢で沖を攻めることができる。 もちろん、ポイントによっては条件は違うが遠浅サーフのサーフでは比較的あてはまることが多いと感じている。

まとめ

冒頭でも説明した通り、上記の6つの時間帯だから釣れる。と言わけではない。しかし海に変化のある時間帯であることは確かなので、やる気のあるヒラメやマゴチが出てきやすいのも確かだ。 特に朝マズメや夕マズメと言った時間帯と「下げ止まり」や「上げ止まり前」と言った潮の流れがかぶる時はチャンスも倍増だ。 インターネットで日の出時刻や日没の時刻は簡単に調べられるし、無料のアプリで潮の流れ(タイドグラフ)も見ることができる。 釣りに行かれる際は、その日の何時が釣れる時間帯(時合)になる可能性が高いのかを調べてみてはいかがだろうか?