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ヒラメ釣りで使われるルアーの種類16選

ヒラメ釣りで使われるルアーの種類

ヒラメ釣りで使われるルアーの種類

ルアーと言ってもミノーやメタルジグなど様々なものがある。また、ミノー1つとっても浮くタイプのフローティングミノーや沈むタイプのシンキングミノーなど様々だ。
もちろんヒラメ狙いでよく使用されるルアーにも様々なものがある。 ここではマゴチを含めヒラメ釣りで主に使用されるルアーの種類について計16種類ほどご紹介していく。

ミノー

冒頭でも説明した通りミノーには様々な種類がある。

フローティングミノー

フローティングミノー

出典:熱砂 ヒラメミノーIII 125F / 125S AR-C

基本的は水面に浮くルアー。しかしリトリーブ(リールを巻く)することで、リップと呼ばれる部分に海水があたることで沈む。 フローティングミノーのメリットは一定のレンジを引きやすいこと。このあと紹介するシンキングミノーなどは自動的に沈んでいってしまうため、釣りを始めたばかりのアングラーからは、どこのレンジ(水深)を泳いでいるか把握しにくい。一方フローティングミノーはリップの形状などによりフローティングミノーが泳ぐレンジは決まっている。そのため水深1メートルなら1メートルと言った決まったレンジをだれでも簡単に引くことができる。また、シンキングミノーなどに比べゆっくりと泳がせることもでき、早い動きに反応しないヒラメやマゴチにもアプローチすることができる。 ただし、デメリットもある、同形状・同サイズのシンキングミノーに対して浮く(フローティング)設計にする必要があるため、ルアーが軽くなり遠投性能が低くなりやすい。

シンキングミノー

シンキングミノー

出典:鮃狂(フラットジャンキー) ヒラメハンターZ 120S

フローティングミノーが水面に浮く設計なのに対して、リトリーブ中もストップ中も沈むのがシンキングミノー。 フローティングミノーより重く設計できるため、遠投性能に優れているだけなく、フローティングミノーでは探れない深場でも対応することができる。

ヘビーシンキングミノー

ヘビーシンキングミノー

出典:鮃狂(フラットジャンキー)サーフハリケーン 110S

シンキングミノーの中でも比較的重いものがヘビーシンキングミノー。
何グラムからヘビーになるのか明確な基準はないが、ヒラメ釣りでは25グラム前後より重いものをヘビーシンキングミノーということが多い。 ミノーと呼ばれるルアーの中では最も遠投することができる。また、風の強い日や波の強い日でも流されず使用することができる。
そういったメリットがある一方で、重いために沈降速度が速く、ゆっくりと泳がせることができないと言ったデメリットもある。

リップレスミノー

リップレスミノー

これまで紹介してきたミノーとは違いリップと呼ばれる部分がないタイプのミノーがリップレスミノーだ。
ルアーにラインを結ぶアイと呼ばれる部分が水を受けやすい形状になっていることが多い。 リップないことでリップのあるミノーよりも空気抵抗を減らし遠投することができる。一方でリップのようにしっかりと水を受ける面がない、または小さいことから水の抵抗による大きなアクションをつけにくいなどのデメリットもある。

シンキングペンシル

シンキングペンシル

出典:鮃狂(フラットジャンキー)サーフブレイカー 108S

シンキングペンシルとは文字通り鉛筆(ペンシル)のような形状のルアーだ。
シンキングミノー同様何もしなくても沈んでいく。 ミノーに区分されるが、フローティングミノーやシンキングミノーのようなリップはない。またリップレスミノーのようにアイのまわりにも水が受けやすいように作られていない。
そのため空気抵抗を受ける部分を極限まで少なくすることができるので遠投性に優れている。 また水を受ける特定の場所がないことで、上記で説明したルアーとは全く異なる弱った小魚が流されているかのようにヨタヨタと泳ぐのが特徴。 またリップがないことで浮き上がりやすい。浮き上がりやすいことはメリットにもなるが早く巻きすぎると水面まで飛び出してしまうなどのデメリットもある。

バイブレーション

バイブレーション

バイブレーションは使われている素材や中の状態など様々な条件で分類できる。
ここではヒラメやマゴチで使われることの多いバイブレーションの種類をご紹介していく。

中空ボディタイプ

シーバスやブラックバスなどその他のターゲットでも使われることの多い代表的なバイブレーション。
その名の通り、ルアー内部が空洞になっており空気が入っているのが特徴。
中の空気により浮力があるため、この後紹介していくバイブレーションよりもゆっくりと沈む上にゆっくりと泳がせることができる。

ソリッドタイプ

中空ボディタイプのバイブレーションとは違い、中身の詰まったバイブレーション。
中空タイプと同形状・同サイズであれば比重を重くすることができるので遠投することが可能。また、同じ重さにしても中空タイプよりも小さくすることができるので同じく遠投することができる。 ただし、浮力が低いため、沈むのが早くゆっくり泳がせることが難しい。

鉄板バイブ

鉄板バイブ

出典:モアザン リアルスティールTG

文字通り1枚の鉄板からかたどったようなバイブレーション。
バイブレーションの中でも最も比重を重くすることができる上に飛行中に空気を受ける面が少ないため、どのバイブレーションよりも遠くに飛ばすことができる。

シリコンタイプのバイブ

シリコン素材でできたバイブレーション。他のバイブレーションとは違い曲げることができるなど軟らかいのが特徴。その軟らかさから他のバイブレーションにはない波動を出すことができる。

サイレントバイブ

先ほどご紹介した中空タイプのバイブレーションの中には音の出るタイプと出ないタイプが存在する。そんな中でも音の出ないタイプのバイブレーションをサイレントバイブと呼ぶ。 一方、音の出るタイプは中にラトルと呼ばれる玉が入っている。
バイブレーションが震えることで中のラトルが震え音をだす。またラトルの素材によっては音の大きさや広がり方も大きく異なる。

メタルジグ

メタルジグ

出典:鮃狂(フラットジャンキー)ヒラメタルZ

メタルジグもヒラメ釣りでよく使われるルアーの1つだ。
しかし一般的なショアジギングなどで使われるメタルジグもしようされることもあるが、ヒラメ専用のメタルジグの中にはテール(後ろの部分)以外にもトレブルフック(トリプルフック)が使用されているものが多い。
また、種類と言った分別はあまりないのでここでは3つの主な形状についてご紹介していく

ストレートタイプ

文字通り真っすぐな形状をしたメタルジグ。そのため飛行中に空気抵抗を受ける面が少ない。ヒラメ釣りで使われるルアーの中でも最も飛距離がでるのがストレートタイプのメタルジグの特徴。
最近はタングステンと呼ばれる素材が使われることも多く、今まで使用されていた亜鉛や鉛よりも同じ重さのメタルジグを小型に作ることができるようになっている。

スロージギング

ストレートタイプのメタルジグと対象にいるのがスロージギング用のメタルジグ。
平たい形状をしているため、同じ重さのストレートタイプのメタルジグよりもフォール中に水の抵抗を受けやすくゆっくり、ヒラヒラと沈むのが特徴。 ゆっくりとフォールする代わりに平たい形状が飛行中の空気抵抗を増やすので飛距離はストレートタイプよりも落ちる。

左右非対称タイプ

ヒラメ用のメタルジグには左右非対称タイプのものが多い。
左右を非対称にすることでリトリーブ中はもちろん、フォール中も不規則な動きでヒラメを誘う。

ブレード系

ブレード系

出典:PB-24 パワーブレードレアメタル

ブレードとは平たい金属の板がついたルアー。
リトリーブすることで水がブレード部分にあたり回転する。
メタルジグとはまた違ったフラッシング効果があり、最近はブレードの付いたメタルジグやブレードの付いたミノーなども登場している

スピンテールジグ

小型のヘッドのテール部分にブレードの付いたルアー。
上記で説明した通りブレードのフラッシングでヒラメやマゴチにアピールする。 スピンテールジグの中にはヘッド部分がバイブレーションのように振動するものなどもあり、スピンテールジグといってもそれぞれ特徴が異なる。 ブレードの付いたことでバイブレーションやメタルジグよりも光によるアピールは高くなるが、ブレードが空気抵抗を受けやすいため飛距離は落ちる。

ワーム

ワームもヒラメ釣りでよく使われるルアーの1つだ。
これまで紹介してきたハードルアー(固いルアー)と違い柔らかい素材でできているため、ハードルアーには反応しないヒラメにもアピールすることができる。 ワームは単体では使えずシンカー(オモリ)とフックが一体となったジグヘッドなどと組み合わせて使う。 ここでは形状にしぼってワームの種類をご紹介していく

シャッドテール

シャッドテール

出典:鮃狂(フラットジャンキー) ダックフィンシャッドR

テールと呼ばれる尻尾の部分が水の抵抗を受けやすいタイプのワーム。
リフトアンドフォールやボトムバンプなどのようにボトムを攻めるアクションからミノーやメタルジグなどのようにタダ巻きやストップアンドゴーと言ったアクションでも使用することができる。 ミノーなどのハードルアーでは表現できない振動、および波動を生み出すことができる。

ピンテール

ピンテール

出典:鮃狂(フラットジャンキー)ピンテールシャッド R4/R5

ピンテールタイプのワームはシャッドテールタイプのワームと違いテール部分が水を受けやすいように作られていない。
そのため、上記で紹介してきた様々なルアーの中でも最も波動の小さいルアーだ。 しかし人が作り出す波動に警戒しているヒラメなどには非常に有効となる。

最後に

ここではあくまでも一般的なヒラメ釣りで使用されることの多いルアーを紹介させていただいた。
ただし、その他にもスプーンやラバージグのようなルアーも存在している。