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釣果

シーバスの食いが浅い時の15のショートバイト対策

シーバスの食いが浅い時の15のショートバイト対策

シーバスの食いが浅い時のショートバイト対策

ショートバイトと言ってもシーバスの活性が低いことによるショートバイトやルアーのアクションやレンジが違うことで起きるショートバイト。さらにはバチやアミなどをメインに捕食している場合のショートバイトなど様々な原因がある。

この食いの浅い状態によっておきるショートバイトをいかにものにしていくかで釣果は大きく変わってくる。

もちろん、経験や慣れが必要な部分もあるが、ここでは誰もできるショートバイト対策を中心に紹介していく。

柔らかいティップのロッドでショートバイト対策

シーバスの捕食はヒラメ・チヌなどのような噛みつきによる捕食の仕方とは違い、ベイトと海水を同時に吸い込むような捕食の仕方をする。
そのため、ルアーがシーバスの吸い込みによって口の奥までに入らないとフックやルアーの先にチョンとあたるだけのショートバイトが発生してしまう。
この原因の1つとなるがロッドの先端部分であるティップの硬さにある。

シーバスが吸い込んだ際、柔らかいロッドティップであればロッドのまがりによりシーバスの口の奥にルアーが吸い込まれるが、硬いロッドティップでは吸い込みを弾いてしまい食いが浅くなってしまう。

特にバチパターンやアミパターンなどはシーバスが強く吸い込まなくても餌を捕食できるため吸い込みが弱くなる時期にはいつもよりも柔らかいロッドを使用することでこういったバイトへも対応していくことが可能となる。

ドラグを緩めにセッティングすることもショートバイト対策になる

上記と同じ理由にドラグのセッティングがある。ドラグを硬くセッティングしてしまうと同じように吸い込みを弾きやすくなる。
食いが浅い状況ではドラグを緩くセッティングしておくこともショートバイト対策になる。

上級者のアングラーの中にはドラグをユルユルにセッティングしておき、フッキングの際にスプールを手でおさえて合わせ、やり取りをしながらドラグを締めていく方もいる。

もちろん、いきなりここまでをするのは難しいので、まずはいつもよりもドラグを緩めにセッティングしておくことをおすすめする。

ベイトリールとベイトロッドを使用する

スピニングリールはロッドだけを握るためロッドのみから伝わるアタリを感じ取るのに対して、ベイトリールとベイトロッドはロッドとリールの両方を手で包み込むように握るためロッドとリール両方からアタリを感じ取ることができる。そのためスピニングリールよりも感度が良く浅いアタリもしっかりと感じ取りやすい。

ソリッドタイプのロッドでショートバイト対策

ロッドには主にソリッドタイプとチューブラータイプの2種類がある。ソリッドタイプはロッドの先端部分の芯にあたる部分が詰まっているためより細く柔らかく製造することが可能だ。一方チューブラータイプは先端部分の芯にあたる部分が空洞になっているため張りが強く感度が良いロッドになりやすい。

どちらにもメリットがあるものの食いの浅い時の対策としてはソリッドタイプのロッドがおすすめだ。理由としてはこれまでと同様により柔らかいティップを使用することでショートバイトでもしっかりとかけていくことが可能となる。

感度の良いロッドを使用する

感度の良いロッドを使用することもショートバイト対策には有効だ。
特にシーバスフィッシングを始めたばかりの方にはショートバイトなのか根に当たっただけなのか分からないことも多いだろう。また、さらに食いの渋い状況ではショートバイトがあったことすら気づかないこともあるかもしれない。
感度の良いロッドを使用することでそう言ったバイトをしっかりと感じ分けフッキングすることで渋い状況でも価値のある1匹を釣ることが可能になってくる。

さらに同じロッドであれば長いロッドよりも短いロッドの方が感度は良くなる。

フックサイズを小さくする

フックサイズを小さくすることでフックがシーバスの口の中に吸い込まれやすくなりフッキング率は向上する。ただし注意が必要だ。ルアーの多くがフックの重量も含めて設計されているため、安易に小さい(軽い)フックを使用してしまうとルアーバランスが崩れ設計通りのアクションしてくれなくなってしまう可能性がある。

ショートバイトはシーバスが後ろからルアーを追いかけ、そのまま後ろからルアーに食いついてくるため、バランスを考える必要があるもののフックサイズを小さくするのであればテールフック(一番後ろのフック)のみにしよう。

シングルフックは吸い込みやすい

シングルフックはトレブルフックよりも重量が軽いため上記と同様に吸い込まれやすい。
また、トレブルフックのフックサイズを小さくすると針が伸ばされる心配があるが、シングルフックであれば、重量が大幅に軽くなるため、一回り大きなフックを使用することも可能だ。

もちろん、上記で記載したようにルアーバランスを考えた上で使用するシングルフックを選択する必要がある。

細軸のフックでショートバイト対策

細軸のフックも重量が軽くなるためフッキング率は向上する。また、太軸のものよりも貫通性が高くなるため、合わせにくいショートバイトでもフッキングしてくれる可能性が高くなる。

フックの形状を変えてショートバイト対策

詳しい内容は「ルアーフックの基礎(種類・サイズ表・向き)」の「フックの形状」に記載してあるが、フックの形状を変えることも浅いバイトを拾いやすくなる。

オープンゲイブはアジングなどで使用されることが多く、エラ洗いをするシーバスフィッシングで使用されることは少ないが、仮に今使用しているフックがクローズゲイブであればストレートゲイブに変えるだけでもフッキング率は飛躍的に向上する。

リーダーをナイロンよりもフロロを使用する

ナイロンラインよりもフロロは伸びが少ないだけでなく、張りがあるため小さなあたりも感じやすい。そのため食いの浅い状況で伝わりにくいショートバイトもしっかりと感じとり合わせていくことができる。

ナイロン、エステル、フロロ、PEラインの違い

ルアーサイズを軽くする

ショートバイト対策の中でも比較的簡単にできる対策方法がルアーサイズを小さくする方法。ルアーサイズを小さくすることでシーバスの口の中に吸い込まれやすくなるだけでなく、ルアーを疑似餌だと半信半疑でバイトしてきているシーバスにも見切られにくい。

ルアーの重量を軽くする

こちらも上記に続き簡単にできるショートバイト対策だ。ルアーを軽くすることでシーバスが吸い込みやすくなる。フックサイズを小さくしたり、細軸のフックを使用することも対策としては有効だが、これならフックを新たに購入しなくても手持ちのルアーで簡単に対策をすることができる。

ルアーを通すレンジを下げる

ショートバイトしてくる原因の1つにレンジが合っておらず食いが渋くなることがある。そのため、通すレンジを少し変えてやるだけで、活性の低いシーバスでも楽に捕食できるレンジとなりしっかりとルアーにバイトしてきてくれるようになる。

ルアーを変えることで通すレンジを変えるのも1つの釣り方としてはありだが、リトリーブ中にロッドを寝かし水面に近づけるだけでもルアーの通るレンジを深くすることは可能だ。

ルアーを巻き続ける

ショートバイト対策ではないかもしれないが、ショートバイトに合わせができなかったり、してもフッキングしなかった場合でもリールを常に巻き続けルアーを動かし続けることが重要だ。
仮に一回目でのらなくてもシーバスが追い食いしてくるようであれば、次のバイトは深いことが多い。またシーバスは群れで活動していることが多いため、1匹目がショートバイト後に諦めても他のシーバスが横取りしようと追ってくることも多い。

別のルアーでフォローを入れる

ショートバイトをフッキングに持ち込めなった場合、同じルアーをすぐにキャストすることも釣り方としては間違っていない。
ただし、違うルアーでフォローを入れるのもありだ。
特に1回目のショートバイトでルアーを疑似餌だと見切られてしまった場合、何度同じルアーを通してもバイトしてくる可能性は非常に低い。むしろ何度も同じ場所を通しすぎてしまうとスレてしまう可能性が高い。
そう言った時は違うルアーを同じ場所、またはそのシーバスが隠れた場所に通してやることで再度バイトしてくることがある。

特によりナチュラルな動きをするワームなどをフォローで入れることで再度バイトしてくる可能性は高くなる。