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釣果

磯でのシーバスフィッシングの基礎

磯でのシーバスフィッシングの基礎

磯でのシーバスフィッシングの基礎中の基礎

磯でのシーバスフィッシングと言えばヒラスズキ。
ヒラスズキとは荒れた海を好むスズキの仲間。港湾や河口で釣れる丸スズキとは違い荒れた海を好む。そのため丸スズキよりも体高があり尾びれの付け根も太いため引きが強い。
もちろん磯にも丸スズキはいて、ヒラスズキほどではないが、その他の場所で釣れる魚よりもパワーがある。

今回はそんな2種類のシーバスが釣れる磯でのシーバスフィッシングの基礎中の基礎について説明していく。

なぜ磯にシーバスがいるのか?

磯は岩にあたる波の影響から水中の酸素濃度が濃い。そのためシーバスはもちろんのこと、エサとなる小魚にとっても非常に住みやすい場所となる。
また、そういった岩は小魚にとっては大型の魚から身を隠すためのストラクチャー(障害物)となるだけでなく、シーバスからしても岩は小魚に気付かれず近づくことのできるストラクチャーとなる。

磯でシーバスの釣れる時間帯と場所

朝マズメ・夕マズメ潮の動きだし

朝マズメ・夕マズメとは朝の日が昇るまでの時間帯と夕方の日が沈む時間帯のことで、磯に限らずその他の場所でも魚の活性が上がりやすい時間帯だ。また潮の動き出しとは、干潮、満潮の直前または直後となる時間帯でこちらも魚の活性が上がりやすい。

スリット

スリットとは岩と岩の間にある深く掘れている場所のこと。多くが沖に向かって深く伸びている。

そういったスリットは小魚が通る道となっているため、シーバスも隠れて小魚が通るのを待っている。

根回り(岩の回り)

根回り(岩の回り)

根とは岩のこと。冒頭でも説明したが、根の周りには近くを通る小魚を狙ってシーバスが隠れている。そのため根の近くにルアーを通すことでシーバスがルアーめがけて飛び出してくる。

根には大きく2つの種類があり、海中に沈んでいる沈み根(シモリや隠れ根とも呼ばれている)と満潮時でも海面から頭を出している岩礁である浮き瀬がある。

どちらもシーバスが居ついている可能性の高い場所だが、特に沈み根は左右だけでなく前後にもシーバスがいる可能性が高いので重点的に攻めてみよう。

サラシ

サラシ

サラシとは岩にあたった波が白い泡上になり、海面が白く濁っている場所のこと。
シーバスはサラシの下に隠れていることが多い。サラシが広がっている場所には必ずルアーを通そう。狙うのは沖にできたサラシだけはない。足元にできたサラシもしっかりと狙おう。足元にできたサラシは白い濁りのおかげでアングラーの存在を隠してくれる。

特にヒラスズキを狙うのであればサラシは一級のポイントとなる。

潮目

潮目とは塩分濃度や温度の違いによってできる水の境目のこと。
潮目は水中の壁とも呼ばれており、潮目沿いに小魚が回遊していることも多いのでその周りにはシーバスも多い。

岬の先端

岩が岬上にせり出している場所の先端も釣れるポイントだ。
先端は他の場所よりも潮通しが良いため小魚の通り道となっている。

磯でのタックル

磯でシーバスを狙う際には他の場所よりも強いタックル(釣具)が必要となる。

メインライン

メインラインとなるPEラインは通常であれば1号またはそれ以下を使用することが多いが、磯の場合は根ずれと呼ばれるラインが岩にぶつかることも多いのでPEラインは最低でも1.5号~2号あたりを用意しよう。

リーダー

メインラインの先につけるリーダーはフロロカーボンの30ポンド~40ポンド前後を使用するとラインブレイク(釣糸が切れること)が少なくなる。

ロッド

足場が高いことや足場が悪いことも多いため、通常よりも長い10フィートから11フィート以上のロッドがおすすめだ。

リール

磯でシーバスを狙う場合、上記で説明した根ずれはもちろん、ブリやカンパチと言った青物なども釣れることが多いそのため、パワーがあるリールが必要だ。
シマノであれば4000番、ダイワなら3000番以上のリールがおすすめとなる。

磯でのシーバスゲームの注意点

磯は漁港や港湾などと違い波が強く当たる場所。また場所によってはコケなどで滑ることも多い。特に海に落ちた場合、近くに上がれる場所がないことも多いのが磯だ。

磯で釣りをする際は、ライフジャケットか、釣り道具の収納もできるフィッシングベストを必ず着用しよう。
また、はじめて釣りをするのであえば、友人など2人以上でいくことをおすすめする。

その他のエリア

港湾でシーバスの釣れるポイント

サーフでのシーバスが釣れるポイント

磯でのシーバスが釣れるポイント

河口でシーバスが釣れるポイント

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