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釣果

サーフでヒラメやマゴチのバラシを減らす10の方法

サーフでヒラメやマゴチのバラシを減らす10の方法

サーフでヒラメやマゴチのバラシを減らす

1日にそう何度もないチャンスを逃したくはないと誰もが思っているはず。特にサーフは堤防などの釣りとは違い、波などの影響を受けやすく取り込みの際にバレることも比較的多い。

そんなサーフでヒラメやマゴチがルアーに食いついた後にバラシを減らす10の方法をご紹介していく。

太軸のフックを使用する

サーフではヒラメなどの重量やヒラメのパワーに加え、引き波の影響を強く受ける。そのため、針折れや針曲がりなどによるバラシのリスクが非常に高くなる。
そんなバラシを減らすためにはルアーに使用するフックを太軸のものにすることで、そういった原因のバラシを減らすことができる。

また、太軸を使うことでヒラメやマゴチの口切れ、身切れと言った現象も減らすこともできるためバラシの軽減につながる。

クローズゲイブのフックを使用する

クローズゲイブのフックを使用する。「ルアーフックの基礎の基礎(種類・サイズ表・向き)」に詳しい記載があるが、簡単に言えば内向きのフックを使用することでバラシは軽減できる。
比較的多くのミノーやメタルジグに標準的なストレートゲイブのフックが使用されていることが多い。フッキング率が下がることもあるが、せっかくかけたヒラメを逃したくないと言う方にはクローズゲイブのフックがおすすめだ。

スリーフックのルアーを使用する

ヒラメは下からルアー襲い掛かる習性がある上に、ルアーの前方のフックに食いつくことが多いため、ルアー後方のフックがやり取りの最中にヒラメの体に刺さることも多い。

トレブルフックが2つのタイプのミノーよりも3つのフックが付いているタイプのミノーを選ぶことで複数の針が口や体にかかりバレにくくなる。
マゴチの場合もルアーを丸?みしてくることが多いのでフックの数が多ければそれだけバレる可能性が低くなる。

下がりながらやり取りをする

バラシの一番の原因とも言われるのが、ラインテンションのゆるみ。ラインのテンションが緩むことでヒラメやマゴチが暴れた際にルアーが大きく動きバレやすくなる。
特に波打ち際でヒラメやマゴチが寄せてくる波に乗り、ラインテンションが急減にゆるんでしまうことがある。
リールの巻くスピードに加え下がりながらやり取りをすることで、そういった状況でもテンションを緩めずにやり取りをすることが可能となる。

太いラインを使用する

メインラインにPEラインを使用している方が多いかと思われるが、PEラインは摩擦に弱い。特にやり取りの最中は、ラインがピーンと張っているため、根(岩)はもちろん砂にすれることで切れることもある。
太いラインを使用することでそういった物に擦れてもラインブレイク(釣糸が切れること)せずにヒラメやマゴチを取り込むことができる

やり取りの最中にドラグ調整をする

サーフに入る際にドラグ調整を皆さんが行っているかと思うが、必ずしも毎回完璧なドラグ調整ができるわけではない。プロアングラーですらやり取りをしながら魚の大きさなどに合わせてドラグ調整を行っている。

ヒラメやマゴチと言ったかかった魚のサイズに合わせてドラグ調整をすることはもちろん、波などの影響も考え、やり取りの最中にドラグ調整ができるようになっておこう。

波に合わせてランディング

波は寄せては返す。そのため引き並みの時に無理に砂浜にずり上げようとしても上がらない。無理をし過ぎればラインが切れてしまったり、フックが伸びてしまいバラシの原因になる。一方、寄せてくる波にヒラメやマゴチを乗せてずり上げることでそういったこともなくなる。

合わせが足りない

ヒラメやマゴチに限らずどんな魚でも言えることだが、合わせが足りずフックが口を貫かず、先端のみが引っかかっている状態は非常にバレやすい。
その主な原因となるのが合わせの足りなさだ。

合わせが足りないとフックが魚の口を貫通しない。ラインをしっかりと張った状態で大きくロッドを動かし合わせをいれるようにしよう。

また、ヒラメやマゴチの口はシーバスや青物ほど柔らかなくない。そのため口切れなどによる心配は比較的少ないので、1度目の合わせを入れた後2,3回追い合わせをすることでしっかりとフックがかかるようになる。

ポンピングは必要ない

ポンピングとはロッドを立てることで寄せ、ロッドを寝かしながらで寄せた分のラインを回収するやり取りの方法だ。
しかし、寄せた分を回収をするためにロッドを寝かせる際にラインテンションが緩みバレてしまうことがある。

ポンピングは魚を浮かせる際に必要となるテクニックだが、今はロッドやリールはもちろん、ラインも進化しているため、ヒラメやマゴチを釣る際にはポンピングしなくても寄せることが可能だ。

また、ポンピングはロッドを立てたり寝かせたりしながら魚を寄せるため、寝かせている最中はロッドのしなりを利用できていない。そんな時に引き波などに魚が乗ってしまうと簡単にラインが切れてしまう。

ヒラメやマゴチがかかった際は、ロッドの角度を変えずに、魚が沖に走った際はロッドとドラグで耐え、大人しくなった時にリールを巻き魚を寄せることでバラシを減らすことができる。

ロッドを立てすぎる

ロッドを立てすぎる

かかったヒラメやマゴチが沖にいる際は問題ないが、手前まで寄せてきているのにロッドを立て続けるとバレやすくなる。

口に以外にもフックがかかっていれば、竿を立て続けていてもバラす可能性は低いが、テールフック1本などの状態でロッドを立て続けてしまうとバレやすい。

理由としてはフックが図のような状態になることだ、特にヒラメは水中を泳ぐルアーに食いついたあとに海底に戻ろうとする。そのため、ヒラメの上あごにかかることが多い。上あごにテールフック1本と言ったきわどい状態のままロッドを立て続けてしまうとバレやすくなる。

また、ヒラメの口だけでなく体にフックがかかっていれば良いが、口にかからず体に刺さった際にもロッドを立てすぎると上記と同じ理由でかかってくれたフックが立ってしまい、身切れしやすくなる。

波の状況などによってはロッドを寝かさない方がいい時もあるが、岸際に寄せたらできるだけロッドを寝かせてヒラメをサーフへずり上げよう。