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釣果

ルアーの飛距離を伸ばし遠投する30の方法

ルアーの飛距離を伸ばし遠投する30の方法

ルアーをキャスティングする際、飛距離をアップさせ遠投する方法

「飛距離」それはアングラーにとって永遠のテーマ。
飛距離が伸びれば遠くのポイントにも届くようになるし、他のアングラーが届かない場所を攻めることができるようにもなる。
ここではルアーを遠くに飛ばすための60の遠投方法を紹介していく。

長いロッドを使う

体格や腕力に合った範囲に限定した上でロッドは長ければ長いほどスイングスピードは早くなり飛距離は伸ばすことができる。

ラインを細くする

ラインを細くするのも飛距離UPの秘訣。ルアーをキャストした際、ラインの重さやラインが受ける空気抵抗によりルアーは失速する。そのためできるだけラインを細くすることでラインを軽くなる上に空気抵抗を減らすこともできるのでルアーを遠くまで飛ばすことが可能となる。

フロロよりもナイロンの方が遠投できる

同じ強度のフロロとナイロンの場合、フロロよりもナイロンの方が細くなる。ナイロンは、ラインとガイドの接触による摩擦を軽減できることはもちろんのこと、細いためノット部分の結びコブが小さくなり飛距離をロスせず遠投することが可能となる。

4本縒りも8本縒りのPEラインは遠投しやすい

詳しい理由は「飛距離だけじゃない!4本撚りと8本撚りのPEラインの違い」に記載してあるが、8本縒りのPEラインの方が表面がなめらかなためガイドとの摩擦を軽減でき飛距離を伸ばしやすい。

メインラインをPEラインに

PEラインは同じ強度のナイロンラインより圧倒的に細くなる上に軽い。そのためキャスト時にかかる空気抵抗を減らせるはもちろんのこと、軽いことで飛行中のルアーへかかる負担を減らすことができる。

ルアーウェイトに合ったロッドを選択

10g~30gのといったようにロッドにはそれぞれ使用できるルアーウェイトに決まりがある。基本的にはその中でルアーを選択するのだが、このロッドで最も遠投できるのは30gではない。あくまでも30gはこのロッドで使用できるルアーウェイトの限界値である。そのため遠投に最適なウェイトは中間地点に近い15g~25gの範囲になる。

遠投に最適なウェイトに幅があるのはアングラーによってキャスティング時のキャストスピードに差があるからだ。力がある人(キャスティング時のスイングスピードが早い人)であれば最適なルアーウェイトは中間地点である20g、またはそれよりも軽めのルアーでも十分に竿をしならせ遠投することができるが、力のない人(キャスティング時のスイングスピードが遅い人)であれば、ルアーウェイトを中間地点よりも重くして竿をしならせた方が遠投できる。

グリップの長いロッドを使用する

遠投できるロッドを選ぶにはロッドの長さだけではなくグリップの長さも重要となる。グリップ部分が極端に短いロッドを想像してもらうと分かりやすいと思う。キャストはロッドの先端と末端(グリップエンド)を素早く入れ替えることでロッドがしなり遠投することができるが、グリップが短いと素早くロッドを入れ替えるのに力が必要なため素早く入れ替えをすることができず竿がしなりにくい。
できるだけグリップが長いロッドを使用することで少ない力でも素早く入れ替えができロッドを極限までしならせルアーの初速を速くすることができるようになる。

自分の力に合ったロッドを選ぶ

極端な例になってしまうが100mのロッドを振ろうと思っても長すぎて振ることができない。また、100kgのロッドを振る場合も同様に重すぎて触れない。
つまり自分に体格にあったロッドを選ぶことも遠投する上では非常に重要となってくる。身長の高い人であれば長いロッドも無理なく触れるが、身長の低い人が長いロッドを使ってもロッドをうまく使うことはできない。力のある人、ない人でも同様だ。自分の体型にあったロッドを使用することで遠投できる、できないが変わってくる。

飛行姿勢の良いルアーを選ぶ

遠投するにはルアーの飛行姿勢も重要だ。いくらルアーの初速を早くできても飛行中に姿勢が悪ければ空気抵抗によりすぐに失速してしまう。飛行姿勢の良いルアーを選択することでルアーの初速を殺さず遠投することができる。

後方重心のルアーを選ぶ

上記に続いた内容になるがルアーをキャストすると重心のある方が前へ前へ出ようとする。そのため前方または後方に重心があるルアーの方が飛行姿勢を安定させ飛距離が出やすくなるわけだが、ルアーの先端にはラインが結ばれているためラインの抵抗によりルアーの前方部分は後方を向きやすい。そのため重心が前にあるものや中心にある物よりも後方重心のルアーの方が飛行姿勢が安定しやすく飛距離を出すことが可能になる。

ラインがガイドに当たるのを極力少なくする

釣りをしているとキャスト後にラインの出る方向に竿先を向け続けているアングラーを見たことがあるかと思うが、あれはルアーによって放出されるラインがガイドにあたるのを極力軽減するために竿先をラインの放出される方向に向けている。

ラインがガイドにあたることで摩擦が生まれるためルアーは失速する。竿先をラインの放出方向に向けることでガイドにあたる摩擦を極力少なくでき飛距離をアップさせることが可能になる。

シルエットの小さいルアーを選ぶ

バレーボールよりも野球のボール、野球のボールよりもゴルフボールと言ったように小さければ小さいほど飛行中の空気抵抗は小さくなる。
ルアーも同じようにシルエットの大きなミノーよりもシルエットの小さなメタルジグ。通常のメタルジグよりもさらにシルエットの小さく細長いジグの方が空気抵抗を減らし飛距離を出せるようにできる。

ノット部分をガイドに当てない

ノット部分がガイドにあたることで、ルアーの速度を殺してしまう。ノット部分をガイドの中に入れないようにすることで抵抗を減らし飛距離をアップさせることが可能になる。

体全体でキャストする

野球のピッチャーが体全体を使って投球するのは、体全体で投球することで腕の振りが早くなり速い球が投げられるからだ。またゴルフ選手が体全体を使ってスイングするのも同様に体全体でスイングすることでクラブのヘッドスピードが速くなりボールを遠くまで飛ばすことができる。
釣りのキャスト全く同じで、腕だけでどんなに遠投しようとしても限界がある。腕だけでなく肩や腰をしっかりと使い体全体でキャストすることでロッドがいつも以上にしなりルアーを遠投することが可能となる。

※アジングやバスフィッシングなどで数グラムといった軽いルアーを使用する時はあまり体を使いすぎないほうが遠投しやすくなる場合もある。

たらしを長くする

たらしとはキャストする際にロッドの先からルアーまでのラインの長さのこと。たらしが短い=ピッチャーが腕を縮めたまま投球しているのと同じこと。一方たらしが長い=腕をしっかりと伸ばして投球しているのと同じことになる。そのため、たらしは長いほうが遠投しやすい。

たらしが長すぎる

上記で「たらしを長くすることで遠投できる」と記載したが長過ぎるたらしはかえって飛ばない。ロッドの長さや身長に合わせて最適なたらしにすることで力がうまくルアー(またはロッド)に伝わり遠投することが可能になる。

向かい風の時はライナー気味でキャストする

風は基本的に地上付近では地面と風の摩擦があるため上空のよりもが弱く吹いている。そのため向かい風に向かってキャストする場合はライナー気味に投げることで強い風の下をかいくぐり遠投することができる。また、低い弾道でキャストすることで着水するまでの間にルアーが押し戻させるのを防ぐこともできる。

追い風の時はフライ気味に投げる

向かい風の時とは反対に追い風の時はフライ気味に投げることで、風がルアーを後ろから押してくれるので飛距離を伸ばしやすくなる。

向かい風に向かって投げない

向かい風の時は少し斜めに向かって投げることで、真正面ではなく斜め前から風をうけるようになり飛距離のロスを減らすことができる

風が弱くなったタイミングで投げる

風は常に一定の風速で吹いているわけではない。強くなったり弱くなったりしながら吹いている。そのため風が弱くなるタイミングを見計らってキャストすることで風の影響を極力小さくすることができる。

力まない

力いっぱい力みながらキャストした方が遠投できそうだが、どんなスポーツでも同じように力みは体の動きを抑制する。そのため釣りでキャストする時も力むことで体や腕がうまく動かずキャストスピードを上げることができなくなってしまう。

まっすぐ投げる

キャストしたい方向に向かってまっすぐ投げることは遠投する上で非常に重要だ。ちょっとした角度の違いは数十メートル、数百メートル先では大きな違いとなり飛距離をロスすることになる。

レベルワインダーを真ん中にしてキャストする(ベイトリール)

レベルワインダーが左右に寄った状態でキャストするとレベルワインダーと放出されるラインとの摩擦が増えるので飛距離をロスすることになる。レベルワインダーが中央になる状態でキャストすることで摩擦が減り飛距離を伸ばすことが可能になる。

ブレーキシステムを調整する(ベイトリール)

ベイトリールのブレーキシステムによって放出されるラインを抑えることができバックラッシュを抑えることができるが、放出ラインにブレーキをかけてしまうことでルアーも失速し飛距離をロスしてしまう。ブレーキシステムを調整しブレーキを極力かけない状態でキャストすることでルアーの失速を減らし遠投することが可能となる。

スプールの重さにこだわる(ベイトリール)

ベイトリールはスプールが回転することでラインが放出されため、スプールの重さは飛距離に大きく影響する。
軽いスプールは少ない力でまわりはじめるが、回転は持続されにくい。一方、重たいスプールは回転は持続されやすい反面動き出しの際に強い力が必要になってくる。
そのため軽いルアーを遠投したい場合には軽いスプールを、重たいルアーを遠投したい場合には重たいスプールを使用することで飛距離を出すことが可能になる。

スプールの大きさ(スプール径)にこだわる(ベイトリール)

スプールが小さい場合には比較的軽いルアーを遠投しやすく、スプールが大きい場合には比較的重いルアーを遠投しやすくなる。
使用するルアーの重さに合ったスプールサイズにすることでも飛距離は大きく変わってくる。

スプールに巻くラインの量にこだわる(ベイトリール)

上記で説明した様にスプール経(大きさ)は飛距離に大きく影響する。ラインを沢山巻いておけばスプール経にプラスして円は大きくなり、ラインの量を減らして巻けばスプール経にプラスしても円は小さくなる。
巻いておくラインの量もルアーウェイトに合わせて変更することで飛距離をアップさせることが可能となる。

スピニングリールを使う

近年ベイトタックルの進化により飛距離の出せるベイトリールが出てきている。そのため、ベイトリールによってはスピニングリールとほぼ変わらない飛距離を出せるものもある。しかし、ベイトリールは構造上ラインの放出時にスプールが回転する。そのためどんなにタックルが進化してもその抵抗により飛距離にロスが生じてしまう。
一方スピニングリールもスプールエッジにラインは当たるもののベイトリールよりも抵抗は少ないため飛距離はスピニングリールの方が出やすい。

スプールに巻くラインの量にこだわる(スピニングリール)

スピニングリールの場合はルアーの重さに関係なく巻いておくラインの量が多いほど遠投しやすい。スピニングリールはベイトリールと違い、ラインが放出されてもスプールが回ることはない。その代わりにスプールエッジにラインがアタリながら放出される。
ラインをたくさん巻いておくことでスプールエッジとラインが接触することで発生する摩擦を抑えることができるので遠投することが可能になる。

ペンデュラムキャストは遠投しやすい

ペンデュラムキャストとは簡単に言えば振り子の要領でルアーを遠投するキャスティング方法のこと。マスターできれば通常のオーバヘッドキャストよりも飛距離を出すことができる。