釣果
サーフでのヒラメやマゴチの10のキープ方法
サーフでのヒラメやマゴチのキープ・持ち運び方法
サーフでヒラメやマゴチが釣れてばうれしいが一番困るのがキープする方法。
1匹釣れればまだまだいる可能性も高いし、まだまだ釣りを続けたい。 ここではサーフでヒラメやマゴチが釣れた際にキープする方法や持ち運ぶ方法を10種類ほど紹介していく。
砂に埋める
もっとも手っ取り早い方法が砂に埋める方法だ。
ただし、砂に埋めると言っても主に3つの方法がある。
1.直接埋める
ヒラメもそうだが、特にマゴチは生命力が強い。冬場で元気のいい良型なら1時間近く砂に埋めても生きていることがある。
ただし、夏場など長時間砂に埋めておくとやはり衛生面が気になるし、カラスなどに掘り起こされる可能性も高い。また、人に踏まれてしまう可能性もある。 サーフは似たような景色が続くことが多い。砂に埋める際は落ちている木でゴミでも何でもいいので目印を立てておこう。
2.ビニール袋に海水を入れて砂に埋める
ビニール袋に海水を入れて砂に埋めておくことでマゴチだけでなくヒラメも長時間生きていられる。定期的に海水を変えてやれば、弱りはするが、釣りを終えるまで生かしておくことも可能だ。
また、ビニール袋一枚持っていくだけでいいので携帯するにも困らない。 ただし、埋めた場所と離れすぎるとやはりカラスなどの鳥に襲われる可能性が高くなる。
また、アングラー同士であればないと思うが、埋めたヒラメを掘り起こし勝手に持って帰ってしまう人もいるとかいないとか・・・
2.ビニール袋に海水と氷を入れて砂に埋める
砂に埋めておく方法で一番長くキープできるのがこの方法。
ビニール袋に海水とヒラメ、凍らせたペットボトルを一緒に入れて砂に埋めておく。 夏場でも比較的長い時間ヒラメやマゴチが生きている。
埋める際は砂質が変わる程度深く掘ることで鳥などから守れる。また、底の砂は表面の砂よりも冷たいので魚を長持ちさせられる。 また、一般的なビニール袋よりも業務用のゴミ袋がおすすめ。
一般的なビニール袋の厚さが0.01mm程度と薄いの対して業務用のビニール袋は厚いものだと0.1㎜を超えるものもある。
0.1㎜までは必要ないと思うが、厚ければマゴチのヒレなどで貫通することも少ない。 ただし、ビニール袋のほかに凍らせたペットボトルも持ち運ぶ必要があるため荷物になる。
ストリンガーでキープする
ストリンガーとはロープに魚を引っ掛けるフックの付いた釣具。
フックにヒラメを引っ掛け海に入れておけば砂に埋めるよりも長時間生かしておくことが可能だ。また、持ち運ぶにも軽いしかさばらない。 ただしデメリットもある。フィッシングベストなどにつないでおけば持ち運にも便利だが足などにストリンガーが絡まることもある。また、ロープが短いと波で岸にヒラメが打ちあがってしまうこともある。特に夏のサーフでは回遊魚であるブリ(ワカシ)やカンパチ(ショゴ)が釣れることも多いが、そういった回遊性の高い魚はストリンガーにつないでおいてもすぐに死んでしまう。 ストリンガーでキープする方法にも主に2つの方法がある
ストリンガーを流木などにつなぐ
釣れたストリンガーを流木などにつないでおけば、足にロープが絡む心配も少ない。また、ストリンガーをいくつか持っていれば移動する際にも持ち運ばずにすむ。 ただし、こちらもやはり誰かに持っていかれてしまう可能性がある。
また、つないでおく場所によっては他のアングラーやサーファーなどの邪魔にもなりかねない。
ストリンガーをフィッシングベストなどにつなぐ
盗まれる心配はなく、何個も持ち運ばなくいいので便利。だた、やはりロープが足に絡んだり、ルアーで引っ掛けてしまうなど釣りの邪魔になることもある。
麻袋(ドンゴロス)
出典:釣具のポイント
ドンゴロスなどとも呼ばれる麻袋に入れてキープする方法もある。
釣り用の麻袋にはスナップなどが取り付けられるものもあり、ロープで結んで波のあたる場所で釣りをしていればヒラメやマゴチを比較的長時間生かしておける。
また、軽く小さくたためるので持ち運びにも便利。 ただし、ストリンガーと同様、足に絡んだり、ルアーのフックが刺さり取れなくなってしまうこともある。
特に波の強い日など波打ち際に立てない日は砂の上に置いているのと変わらない状況になってしまうことも・・・。
車にもどる
これが一番安心。しかもすぐに絞めて車にあるクーラーボックスに入れておけば長時間でも新鮮なままヒラメをキープすることができる。
静岡など一部の地域では、海岸の中まで車で入れる所あるので、そういった釣り場ではこの方法が一番おすすめだ。 ただし、海岸線と駐車場が離れている場合、戻るのも面倒だし、戻っている間に時合(釣れるチャンスタイム)を逃すことも多くなる。
クーラーボックスを持ち歩く
クーラーボックスに入れて持ち運べば、鮮度を落とさずキープすることが可能だ。
また、釣ったヒラメやマゴチをその場ですぐに絞めて入れておけば家の冷蔵庫にいれているのとほとんど変わらない。 ただし、どうしてもかさばってしまう。また、入れる氷の量やクーラーボックスの大きさなどにもよるが1kgを超えることも少なくない。 クーラーボックスと言っても主に3つがある
ハードタイプのクーラーボックス
保冷力があり頑丈だが、サーフでの持ち運びにはあまり向かない。
ソフトタイプのクーラーボックス(クーラーバッグ)
アルミ素材などで覆われた折り畳みのできるクーラーバッグ。ハードタイプより持ち運びに便利な上に比較的値段も手ごろ。ただしストリンガーなどと比べればやはりかさばる。 最近は釣り用のクーラーバッグなどもでている。一度はチェックしておこう。
発泡スチロールタイプのクーラーボックス
こちらも安価な値段で手に入る。サイズにもよるがホームセンターなどで1000円以下で購入できる。
ただし、運んでいる際に割れてしまったり、蓋が風で飛んでしまったりすることもある。もちろん、これも結構かさばる。
最後に
正直どれも一長一短だ。 個人的にサーフで釣りをしていて一番よく見かけるのは、マズメ時はビニール袋に入れて砂に埋める方法か、直接砂に埋める方法。日中まで長時間釣りをする方はストリンガーを使用している方を多くみられる気がする。 自分の釣り方や釣り場に一番合ったものを選んで試してみよう。
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