釣果
エギングの10のシャクリ方とやり方のコツ
アオリイカを狙うなら知っておきたいエギングでのシャクリ方とやり方のコツ
エギング言えばシャクリ。ジャークと言った言い方をさることもあるシャクリはエギを動かしアオリイカを寄せるための動作。
シャクリがうまく出来なければアオリイカが寄って来ないし、同じシャクリを続けてしまうとせっかく届く範囲にいるアオリイカもスレてしまう。また、他のアングラーと違うシャクリ方ができれば他のアングラーが取りこぼしているアオリイカを釣っていくことができる。
ここでは一般的に使われるエギのシャクリ方とやり方のコツをいくつか紹介していく。
1段シャクリ
ラインスラッグ(糸ふけ)をとり、ロッドを大きく1回だけ上げたのが1段シャクリで、ロッドのシャクリに合わせエギも1回だけ大きく跳ね上がる。
ロッドの角度を時計で言う所の8時から12時の位置までいっきに跳ね上げてもいいし、10時ぐらいまでしか跳ね上げなくてもいい。シャクリ幅でエギの跳ね上がる幅も変わってくる。
また、1段シャクリの前に下方向を向いているエギの頭をロッドワークで上方向に向け直しておくのが大きくしゃくり上げるコツだ。
2段シャクリ
1段シャクリと同様にラインスラッグをとり、ロッドを跳ね上げるのだが、1度間を入れてしゃくり上げる。イメージとしては8時から9時で一旦止め、そして9時から12時にまで再度跳ね上げる。一旦止めるのは瞬間的にする場合が多いが、あえて一呼吸分おいてからしゃくってもいい。
2回シャクリと混同されがちだが、2回シャクリは1段シャクリを2回行ったシャクリ方。つまり1段シャクリを行った後に糸ふけをとり、再度1段シャクリを行ったのが2回シャクリ。一方、2段シャクリは1段シャクリの間に間を入れ2段階に分けてしゃくり上げる。
コツとしては1回目のシャクリを小さくすること。1段シャクリのコツと同様にボトムに着底しているエギは下を向いている。1回目でこのエギを上向きにし、2回目のシャクリで大きく跳ね上げるとうまくエギが跳ね上がってくれる。
3段シャクリ(多段シャクリ)
2段シャクリの間が1回であるのに対して3段シャクリは2回間を入れ3段階で跳ね上げる。3回間を入れれば4段シャクリ、4回間を入れれば5段シャクリとなる。(3段シャクリ以上は多段シャクリと言われることが多い)
また、2段シャクリでも記載したように基本的には止める間は一瞬であることが多いが、あえて一呼吸置いた間でしゃくり上げることで従来とは違ったシャクリになる。
スラックジャーク
上記で紹介したシャクリ方がラインスラッグ(糸ふけ)を出さずに行うのに対してスラックジャークはラインスラッグをあえて出した状態で行うシャクリ方。
スラックジャークは1段シャクリを行う前にラインスラッグをとりきらずスラッグが出ている状態で1度だけ跳ね上げるのが最も簡単なスラックジャークのやり方。
また、2段シャクリのやり方を先程は8時から9時、そして9時から12時と言ったように段階的に跳ね上げると説明したが、9時に上げた段階でリールを巻かずに8時に戻すと戻した分だけラインスラッグができる。その状態で2段階目の12時まで跳ね上げてもスラックジャークとなる。もちろんこの場合1段階目の8時の段階でラインスラッグを作っておいてもよい。
もちろん3段以上の多段シャクリをスラックジャークで行っても良い。
スラックジャークはラインスラッグがある状態でしゃくり上げるやり方なので移動距離を抑えることができ、活性の低いアオリイカに効果的と言われている。また、スラックジャークはキロイカなどデカイカにも効果的と言われている。
ワンピッチジャーク(ワンピッチショートジャーク)
1段シャクリを細かく行うのがワンピッチジャーク(またはワンピッチショートジャーク)。
小さくシャクリ(イメージとしては10時から11時)の後にリール1回転させ、また小さくシャクりリールを巻く。これを繰り返し行う。エギが段階的に小さく跳ね上がっていくので、エギがアオリイカから逃げる小魚や甲殻類のように見える。
ワンピッチジャークのコツはリズム良く行うこと。リズム良く行うことでエギがキレイにダートしながら跳ね上がる。
ハイピッチジャーク(ハイピッチショートジャーク)
ハイピッチジャークとはワンピッチジャークを高速で行ったシャクリ方のこと。高速にシャクることでエギも素早く跳ね上がり広範囲にアピールすることができる。
ハイピッチジャークのコツはワンピッチジャークと同じだが、ワンピッチジャークに慣れば自然とハイピッチジャークも行えるようになるはずだ。
コンビネーションジャーク
これまで紹介した5つのシャクリ方を組み合わせたのがコンビネーションジャーク。アオリイカは非常に警戒心が高く賢い。また、近年のエギングブームにより多くのアオリイカがスレている。コンビネーションジャークをすることで、他のアングラーと違った動きをさせることができるためスレたアオリイカや警戒心の高いアオリイカにも効果的なアピール方法だ。
また、コンビネーションのコツとしては毎回同じコンビネーションにしないこと。毎回同じコンビネーションでは他のシャクリ方と同じようにアオリイカがスレてしまう。1回のキャストので毎回違うコンビネーションジャークすればアオリイカをさらにスレさせなくすることができる。
シャクリの強弱
正確にはシャクリのやり方ではないが、シャクリ方に強弱をつけるのもやり方の1つだ。毎回激しくシャクっているアングラーを目にすることがあるが、激しいシャクリは広範囲にアピールできるものの警戒心の強いアオリイカをスレさせやすい。一方、弱いシャクリはアピール範囲は狭まるもののアオリイカをスレさせにくいので何度もアプローチすることができる。
また、2段シャクリを1段目と2段目で強弱をつけても良い。1段目を弱く、2段目を強くとすれば本来の2段シャクリとはまた違ったシャクリとなる。
ただし、弱いシャクリの際にダラダラとシャクってしまうとエギがしっかりと動いてくれないので注意が必要だ。コツと言うほどではないが、日中に見える位置でエギを動かすのにはどの程度の力加減が最低必要なのかを必ずチェックしておこう。
縦シャクリ・横シャクリ
基本的にエギングでシャクる場合は縦にしゃくり上げるが、横にシャクるやり方もある。横にシャクることでエギがあまり跳ね上がらず同じようなレンジをキープしやすい。特に浅い場所などでは横シャクリは有効だ。
また、必ずしも真横でなくても問題はない。エギがしっかりとダートすれば斜めにシャクっても良い。
ただし、横シャクリはフォールの時間が短くなってしまう点や根掛かりしやすい点などもあるので注意が必要だ。
片手シャクリ・両手シャクリ
シャクリのやり方というほどではないが片手でシャクる片手シャクリと両手で行う両手シャクリがある。
エギングでシャクると言えば片手シャクリをイメージする方が多いだろうが、両手でシャクっても問題はない。力のない方はもちろん疲れてきたら両手シャクリに切り替えるやり方にしても良い。
エギングでのシャクリのコツはパンパンパンとしっかりとエギを動かすこと。疲れた状態でダラダラとシャクればエギがしっかりと動かず釣れるはずのアオリイカも釣れにくい。
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