釣果
日中のデイゲームにヒラメを釣る方法とルアー選択
マズメ時だけじゃない!日中のデイゲームにヒラメを釣る方法
ヒラメのベストタイムと言えば朝マズメと夕マズメ。ただしそう言ったマズメの時合いは基本的に短く長くてもそれぞれ2,3時間程度。しかしせっかくの休みだから1日釣りを楽しみたいと言ったアングラーも多いはず。
マズメ時を過ぎた日中のデイゲームでもヒラメを釣ることは可能だがマズメほどヒラメの活性も高くない。そんな中でも、ちょっと釣り方を変えるだけで日中でもヒラメが釣れる確率を上げることは可能だ。
ここではデイゲームでヒラメを釣るための基本的なポイントを紹介していく。
潮が変わるタイミングを狙う
マズメの次に釣れる可能性が高いのは潮の変わるタイミングの前後。潮は一日の間に3回から4回ほど満潮と干潮を迎える。満潮と干潮時は潮がとまり釣れにくい時間帯となるが、その前後にあたる潮止まり前と潮の動き始めはヒラメの餌となる小魚も動き出すため、小魚の動きに合わせてヒラメも餌を追い始めるので日中でも釣れる可能性は高くなる。
詳しくは「ヒラメやマゴチの釣れる主な6つの時間帯(時合)」に記載してあります。
移動していない離岸流を狙う
離岸流は常に同じ場所で発生しているわけではない。潮の流れや干満の変化によってその場所を移動する。
しかし中には移動しない離岸流もある。主に根や消波ブロックなどにあたることで発生する離岸流は基本的に場所を移動しない。
そういった離岸流には日中になっても沖に出ずに残っているヒラメはもちろん、新しいヒラメが入っている可能性が高い、もちろん移動してしまう離岸流にくっついている可能性もあるが、離岸流の移動とともに沖に出てしまうヒラメも多い。そのため朝マズメの時から移動せず同じ場所で発生し続けている離岸流は優先的に狙うべきポイントだ。
移動しない離岸流は「離岸流の見つけ方」内の「離岸流が発生しやすい場所」に記載してある。
干潮時に沖を狙う
朝マズメが最干潮である場合を除き、デイゲームでは干潮時または干潮前後を狙うのも釣り方の1つだ。
干潮時に潮が引くことで、アングラーの立ち位置も当然沖へと移動する。そのため、朝マズメには誰も狙えていない沖のヒラメを狙うことができるようになる。
下げ潮の河口は日中でも釣れる確率が高い
満潮の潮止まりから下げのタイミングの河口は釣れる可能性が高い。満潮時に水位が上昇していた川も干潮に向けて水位が下がっていく。そのため水位が高い時には河口奥に入れた小魚も水位が下がることで水深のある河口付近や沖へ移動をはじめるため下げ潮のタイミングになると河口付近は小魚の動きが活発になる。
また、満潮時よりも干潮時の方が河口付近の川の流れは強くなるため弱った小魚や遊泳力のない小魚は海へと流されることが多くなる。そのため、そう言った小魚を狙った捕食モードのヒラメが日中でも河口付近に集まりやすい。
磯はデイゲームでも釣れる確率が高い
サーフとは違い磯はデイゲームでも釣れる可能性が高い。磯には根についた小魚が豊富にいるため時間を問わずヒラメの餌がいる。
特にマズメ時に餌を捕食できなかったヒラメは活性が高いままになっていることが多く、餌の多い近場の磯へ移動してくる。
そのため磯では日中のデイゲームでもヒラメを狙うことが可能だ。
また、完全な磯でなくても根の多いサーフなどであれば、根の多いポイントへヒラメが移動していることも多い。
ポイントをタイトに攻める
ヒラメを問わず魚全般に言えることだが、魚は日中は根などのストラクチャーに身を寄せるようにタイトについていることが多い。
そのため、マズメ時であればヒラメの活性も高くストラクチャーから多少離れた場所にルアーを通してもヒラメがいる可能性も高いが、日中はストラクチャーのすぐそばにいることが多いため、ストラクチャーのギリギリにルアーを通してやることでヒラメがバイトしてくる可能性も高くなる。
偏光レンズでベイトを探す
日中、日が昇るとアングラー側の視認性が良くなるため、目視でベイトを探すことができる。特に偏光レンズなどをつけていればイワシやサヨリなどの群れを鳥山がなくても見つけることも可能だ。
そういった群れの下にはヒラメがついている可能性もあるし、ヒラメの上を群れが通ればヒラメの活性も急激に上るのでデイゲームでも釣れる可能性は十分にある。
ゆっくりとルアーを動かす
朝マズメや夕マズメはゴールデンタイムと言われるだけあってヒラメの活性も高い。一方日中は活性の高い個体もいるものの全体的には活性は下がっている。
そう言った時はルアーをゆっくりと動かしてやることで、ルアーを長く見せバイトチャンスを与えてやることができる。
ただし単にルアーをゆっくり動かしてしまうと、ヘビーシンキングミノーやメタルジグは海底を引きずるだけになってしまうので下記のようなルアーがおすすめだ。
日中のデイゲームでのルアー選択
比重の軽いシンキングミノーを使用する
ヒラメ用のルアーの多くが遠投性能を上げるために比重の重いルアーとなっている。そのためフォールの速度が早くゆっくり引くとルアーが底を擦ってしまう。
そういった時は比重の軽いシンキングミノーがおすすめだ。
比重が軽くなることでフォールスピードが遅くなりルアーをゆっくりと泳がせることが可能になる。
また、同じ比重でもサイズの大きいルアーであればフォール時の水の抵抗が大きくなるためゆっくりと引きやすい。
フローティングミノーを使用する
ゆっくりとルアーを引くならフローティングミノーもおすすめだ。
シンキングミノーの中にはゆっくりと動かすとリップに受ける抵抗が足らずアクションしてくれないルアーも多い。
一方、フローティングミノーはリップに加え浮力があるため、ゆっくりとルアーを動かしてもしっかりと動いてくれるものが多い。
また、フローティングミノーはシンキングミノーと違い潜るレンジが決められている。そのため、デイゲームでは釣り場の水深に合ったフローティングミノーを選択することで活性の落ちているヒラメでも食いやすいレンジを通しやすくなる。
日中はワームも有効
ヒラメの活性が低い時はワームも有効だ。
ヒラメは活性が低くなると捕食レンジ(食いついてくる水深)が狭くなりやすい。特に活性が低いヒラメはボトムから50cm程度まで捕食レンジが下がることもある。そのためワームによるリフトアンドフォールやボトムバンプと言ったボトム付近のみに絞って動かすことでヒラメの捕食レンジを効率よく通すことが可能になる。
また、ミノーやメタルジグはボトムに長くつけてしまうとヒラメから見た時、単なるゴミになってしまう可能性やルアーを見切るきっかけにもなる。しかし、ワームはボトムにつけている状態でも流れの影響を受けテールが動いてくれる。そのためリフトアンドフォール時などにステイ(ボトムに停めている状態)の時間を長くしゆっくりと動かすことが可能だ。
ナチュラルカラーを選ぶ
ヒラメはフィッシュイーターの中でも視力の悪い魚と言われている。そのためシーバスなどがゴールドカラーで釣れにくいと言われているのに対して、ヒラメにはゴールドカラーが非常に有効と言われている。
しかしいくらヒラメの視力が低くても日中に視界が良くなれば、そういったカラーへのバイトは極端に減ってくる。
そう言った時は、ナチュラルカラーと呼ばれるベイトの色に似せたカラー選択をすることで釣れる可能性が上がってくる。
フラッシングが強いルアーを選ぶ
ルアーローテーションはカラーやサイズ、アクションだけでなくフラッシングも重要な要素となる。
特に日中になると光量が増えるため、ルアーカラーよりもフラッシングの方が重要になることが多い。
フラッシングは遠くのヒラメにもアピールできるだけでなく、ルアーの近くにいるヒラメの活性を上げる効果もあるため日中はフラッシングの強いルアーを選択することも重要だ。
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