釣果
ヒラメやマゴチ用リーダーはフロロ?ナイロン?
ヒラメやマゴチ用リーダーに使用するナイロンとフロロの使い分け方
ヒラメやマゴチを狙う際にリーダーに使用するラインと言えばフロロかナイロン。ナイロンは伸びやすい。フロロは強度がある。などそれぞれ特徴があるがどう使い分けたらいいのだろうか?
今回は、サーフはもちろんのこと、磯なども含めナイロンラインとフロロの使い分け方を紹介していく。
デイゲーム主体ならフロロがおすすめ
フロロとナイロンの違いに屈折率がある。ナイロンよりもフロロの方が水との屈折率が近ため見えにくい。そのため視認性高いデイゲーム主体で攻めるなら見えにくいフロロの方がおすすめだ。
もちろんデイゲームでナイロンを使用していても釣れなくなるわけではない。ただし、スレたヒラメや警戒心の高いマゴチなども狙っていくならフロロの方が見えにくいので釣れる可能性は高くなる。
一方朝マズメや夕まずめといった時間帯はもちろんデイゲームでも濁りがある場合には視認性の低い場合にはどちらでも問題ない。
飛距離を出したいならナイロンがおすすめ
同じ号数の場合、フロロよりもナイロンの方が摩擦による強度は強い。
また、ナイロンは強度が強いため、フロロよりもラインの太さが細くすることができる。そのためノットの結びコブが小さくでき、キャスト時に発生するノットの結びコブによるガイドへのあたりを抑え飛距離を伸ばすことができる。
また、細くすることで空気抵抗を軽減できるので飛距離もでやすい。
急な大物にも対応できるのはナイロン
サーフや磯、漁港などで釣りをしていても急に大物がかかることは少なくない。座布団サイズのヒラメはもちろん、真鯛や青物など引きの強い魚がかかった場合、ラインはもちろんフックが伸びてしまうこともある。そういったバラシを軽減してくれるのがナイロンだ。
ナイロンはフロロと違い伸度が高い。そのため急な引きにもラインが伸びてくれることでフックが伸びてしまうのを抑えてくれる。
潮の流れが速い場所ではフロロ
潮の流れが速い場所ではフロロの方がおすすめだ。ナイロンは比重がフロロよりも軽いため、ルアーだけでなくナイロン自体も潮に流されやすい。一方フロロは比重が重たいため流されはするがナイロンよりもその影響を少なくできる。
特に海が荒れている日などルアーとリーダー両方が流されてしまいボトムを取ること難しい状況ではフロロがおすすめだ。
感度重視ならフロロだが・・・
感度を重視するなら伸びの少ないフロロの方がおすすめだ。
しかし、餌を吸い込むように捕食するシーバスとは違いヒラメは餌に噛みつき捕食する。またマゴチも同様に噛みつく、または丸呑みするかのように捕食する。そのためアタリが明確にでやすいためフロロでもナイロンでもそれほど感度を気にする必要はない。
根ズレが多い場所はフロロ
磯はもちろんサーフでも根の多い場所では根ズレの心配がある。
同じ号数であれば強度的にはナイロンの方が高い。しかしナイロンは一旦傷がつくと切れやすくなるため、多少の傷でも切れにくいフロロの方がおすすめだ。
初心者はナイロンがおすすめ
初心者のうちはナイロンラインがおすすめだ。
初心者のうちはキャストやラインの取り扱いになれていないためガイドにラインが絡まった状態でキャストしてしまうことも少なくない。
そう言った状態でキャストしてしまうとラインが切れてルアーだけが飛んでいってしまう。しかしナイロンであればそう言ったキャスト時のショックを伸びて吸収してくれるのでラインが切れることも少なくなる上に、ロッドの破損も軽減できる。
また、フロロのように張りがないため取り扱いがしやすいためライントラブルも少なくてすむ。
毎回ラインを変えるのが面倒な人はフロロ
ナイロンの欠点には吸水率の高さがある。PEラインやフロロがほとんど水を吸わないのに対してナイロンラインは水を吸収してしまう。そのため長時間使用する場合はもちろん、釣り終わった後にリーダーを巻きっぱなしにすると劣化しやすい。また紫外線や熱にも弱いため、リーダーを巻いたまま屋外や車の中に放置しても劣化しやすい。
そのため、毎釣行ごとにリーダーを結び直さないアングラーはフロロの方がおすすめだ。
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