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マッチザベイトの意味と基本

マッチザベイトとは?マッチザベイトの基本的な考え方

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マッチザベイトとは?

マッチザベイトとはターゲットしている魚が捕食しているベイトにルアーを合わせること。

シラスシーズンにはマグロが極小のシラスを偏食することもあるし、バチと呼ばれるイソメやゴカイなどをシーバスが偏食することもある。
偏食すると近くにその他のベイトがいても見向きもしなくなるため、ルアーもその時のベイトのカラーやサイズなどを合わせないとバイトを引き出せなくなる。

マグロやシーバスの他にも大型魚であるカツオ、シイラ、ブリ、ヒラマサ、カンパチ、中型魚であるヒラメやブラックバス、タチウオ、その他にもエギングで狙うアオリイカなど、ルアーで狙うことのできるフィッシュイーターのほとんどは偏食することが多い。

もちろん、毎日偏食している訳ではないがベイトが大量に発生、または接岸してくる時に偏食することが多くマッチザベイトが有効となりやすい。

しかしマッチザベイトはカラーやサイズ以外にも様々な要素をマッチさせていく必要がある。ここではシーバスを例にマッチザベイトの基本的な考え方に説明していくが、上記で説明した魚種であれば同じことが言えるので置き換えて読んでいただければと思う。

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マッチザベイトの基本的な考え方

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サイズを合わせる

シーバスの代表的なベイトといえるボラ。ボラは春に生まれ、1年で20cm前後に成長する。そしてその各過程でシーバスに捕食されるが、春は数センチ、夏・秋10cm前後、冬は20cm前後と常にサイズが異なる。

そのためボラに偏食しているシーバスは季節ごとに反応を示しやすいルアーサイズが異なり、春に近いほど小さめ、冬に近いほど大きめのルアーに反応しやすい。

つまりマッチザベイトの観点からルアーサイズをその場のベイトサイズに合わせる必要がある。

その他にも夏は大型、秋は小型となるサーフのシロギスを捕食するヒラメを狙う際にも夏と秋でルアーを変えた方が反応を得やすい。

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シルエットを合わせる

サイズだけでなくマッチザベイトの基本にはシルエットもある。秋になるとシーバスの捕食対象であるサヨリが大量に接岸してくる。サヨリは他のベイトとはそのシルエットが大きく異なり非常に細長いシルエットをしたベイトだ。

このサヨリをシーバスが偏食することをサヨリパターンなどと呼ぶが、この時期のシーバスは細長いシルエットのルアーに反応しやすい。また、サヨリは群れを作るが、イワシなどと同様に大量で接岸してくると細いシルエットのルアーにしか反応しなくなる。また、バチなどは魚とは大きくシルエットが異なるため、サヨリ以上に細いシルエットのルアーに反応しやすくなる。

つまりサイズだけでなくマッチザベイトを考える際はシルエットにも注意する必要がある。

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カラーを合わせる

カラーもマッチザベイトの基本だ。ただし、シーバスを含め多くのフィッシュイーターは色を識別できない色盲だと言われている。正確には目の中に色を識別する物質が見つかっていない場合が多い。中には色を識別できる魚種もいるが人間のように赤・青・緑と言った光の三原色で識別できず、赤だけ、青だけと言ったように見えている範囲はせまい。
そのため、ほとんどモノクロに近い世界で生活している。

ただし、モノクロと言っても色の濃い、薄いと言った濃淡は認識できる。そのためルアーのカラーはマッチザベイトを考えた際に考慮する必要がある。また、コノシロなど体に斑点のある魚などはそう言った点も合わせた方がベターと言える。

もちろん、そこまで強く意識する必要は必ずしもはないが、状況やベイトによっては細かい点まで意識することで釣果が変わってくることもあるかもしれない。

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レンジを合わせる

ベイトによって普段いるレンジが大きく変わる。例えばイワシなどは表層付近を泳ぐのに対してハゼやイカナゴなどは基本的にボトム付近にしかいない。また、冒頭で紹介したバチなどは表層にいることもあればボトムにいることもある。さらにアジなどはデイゲームとナイトゲームではいるレンジが表層のこともあればボトムのこともある。

フィッシュイーターの多くは非常に賢く、体が大きいこともあり無駄な体力を使わずに捕食をしようとする。特に1つのベイトに偏食している時ほど大きくレンジを変えてまで魚を追わず、ベイトのいる一定のレンジで捕食活動を行うことが多い。

ルアーをマッチザベイトしていく時はルアーを泳がせるレンジについてもマッチさせていく必要がある。

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ルアーアクションを合わせる

ベイトは見て分かる通りそれぞれ魚体が異なる。魚体が異なれば泳ぎ方が変わり水中で伝わる波動も変わってくる。基本的にはサヨリやカマスなど細い魚体の魚は遊泳力が乏しく水中での波動は小さい。一方、ボラやコノシロと言った厚みのある魚体のベイトは遊泳力があるため水中での波動は大きくなりやすい。

シーバスだけでなくフィッシュイーターは側線という器官を持っており、水中に伝わる振動を感じ取ることができる。そのため、目視でベイトを見つける前に側線でおおよその位置や距離などを把握することができる。
つまり偏食している際に波動が大きく異なるルアーでは、フィッシュイーターの反応も変わってきてしまう。

また、日中のデイゲームと夜のナイトゲームの際にもベイトの動きは変わる。夜はフィッシュイーターだけでなく、ベイトの視認性も悪くなる。また、ベイトは夜にフィッシュイーターから襲われる可能性があることや捕食時間ではないため、大きく尾びれを動かし泳いではない。そんな時間帯にアクションの大きなルアーではマッチザベイトの観点からは合っていない。
もちろんそう言ったベイトも視認性の良くなる日中にはプランクトンなどを捕食するために積極的に泳ぎ回るため大きなルアーアクションも大きなものに変えた方がいいこともある。
さらにロッドアクションなども踏まえルアーのアクションを考えていく必要がある。

つまりルアーアクションも魚体や時間帯によって合わせていった方が良い反応を得やすくなる。

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速度や動きを合わせる

「ルアーアクションを合わせる」でも記載したがベイトは時間帯によって泳ぐ速度が異なる。早く動いている日中はフィッシュイーターも早く動くものに反応しやすくなるし、夜にゆっくりと動いていればゆっくりした動きに反応しやすくなる。

また、イカなどのベイトを捕食している際は動きだけでなく速度も合わせた方が良い反応をしめしやすい。

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必ずしもマッチザベイトがいい訳ではない

上記に7つのマッチザベイトの基本的な考え方を紹介してきたが、必ずしもマッチザベイトが有効な訳ではない。分かりやすい例で言えばマイクロベイトパターンやアミパターンと呼ばれる数センチ以下のベイトを捕食している時だ。ベイトが小さいとルアーを合わせていくことが非常に難しくなる。仮に合わせていくことができても、フックサイズが小さすぎたり、ベイトの群れの中でルアーが目立たなくバイトを引き出せない。

また、フィッシュイーターは常に偏食している訳ではないので全く異なったカラーやサイズのルアーで目立たせた方が反応も良いこともある。

つまり状況に合わせてマッチザベイトを行う必要がある時もあれば、しない方が良いこ時もある。

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全てを合わせていく必要はない

上記で紹介した7点全てを合わせていく必要はない。特にベイトは群れを形成しているため全く同じルアーでは上記で記載したように群れの中でルアーが目だたずバイトを引き出すことができなくなってしまう。

その時に光量や天候、水質などに合わせてシルエットだけや、サイズやカラーだけと言ったように状況に合わせて選択していく必要がある。

登場する釣り用語

  • ルアー・・・魚などの形をした釣具のこと。
  • バイト・・・ルアーなどに魚が食いついてくること
  • フィッシュイーター・・・魚を食べる魚のこと
  • サーフ・・・海岸のこと
  • ナイトゲーム・・・夜釣り
  • レンジ・・・水深
  • ボトム・・・湖沼、池、海、河川などの底のこと。
  • ロッド・・・釣り竿の事
  • フック・・・釣り針のこと。