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ヒラスズキの基本的な釣り方とコツ

ヒラスズキの基本的な釣り方とコツ

ヒラスズキの釣り方の基本とコツ

シーバスにはマルスズキとヒラスズキの2種類がいる。(※)
マルスズキが港湾や漁港など比較的穏やかな海域で生息しているのに対して、ヒラスズキは外洋の荒れた海を好み特に磯で釣れることが多い。
荒れた海を好むため遊泳力が非常に高くその姿もマルスズキとは違い、体高が高く尾びれの付け根も太い。そのため引きはヒラスズキの方が圧倒的に強い。

今回はそんなヒラスズキの釣り方の基本と釣果アップのためのコツを紹介していく。

※正確にはタイリクスズキを入れた3種類が存在している。

↓登場する釣り用語

サラシの下にヒラスズキはいる

サラシの下にヒラスズキはいる

ヒラスズキと言えばサラシ。ヒラスズキとサラシは切っても切れない関係だ。詳しい話は「ヒラスズキを釣るならサラシを狙え」に記載してあるが、簡単に言えばサラシの下にある根にヒラスズキはおり、ベイトが上を通ると飛び出してきて捕食する。
つまりサラシの下にルアーを通すのがヒラスズキの基本的な釣り方だ。

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ベイトの有無も重要

サラシがあればヒラスズキが釣れるのかと言えばそうではない。やはりベイトがいなければヒラスズキは釣れない。
ヒラスズキは普段、水深30m~50m前後の深場におり。ベイトが夕方から夜にかけて接岸するタイミングに合わせてヒラスズキも接岸してくる。そして朝マズメになると再度沖に出ていくベイトの動きに合わせてヒラスズキが捕食をしだし、捕食し終わるとヒラスズキも沖の深場に戻ってしまう。

つまり、ベイトが接岸しなければヒラスズキも接岸してこないため釣れない。
もちろん、マルスズキのように移動せず居つく個体もいるが、その個体数は決して多くはない。

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潮通りの良い場所に広がるサラシ

ベイトは潮の流れに合わせて回遊してくる。そのため潮通しの良い場所の近くにあるサラシの下にはベイトが集まりやすい。また、ヒラスズキもベイト同様に潮の流れに合わせて回遊する。
つまり、潮通りの悪い場所にあるサラシよりも潮通しの良い場所の近くにあるサラシ方が高確率でヒラスズキがいることが多い。
また、ヒラスズキは水質の良い場所を好むため潮通りの良い場所の近くはヒラスズキにとって快適な環境となりやすい。

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ヒラスズキのハイシーズンは春と秋

冬のイメージが強いヒラスズキだが、ヒラスズキのハイシーズンは春と秋。
冬は低水温によりプランクトンなどが発生しにくいため濁りは出にくいもののベイトが少なくなることや低水温によりヒラスズキの活性も下がるため釣れにくいシーズン。

一方、春や秋はヒラスズキのハイシーズンとなる。春は冬に産卵し体力を回復しようとベイトを積極的に捕食する。また秋はベイトが多数接岸することにくわえ、産卵前の荒食いで釣れやすい。
ただし、春は季節風が吹き、秋は台風が接近するため海が必要以上に荒れてしまう日が多くなり釣りができないことも多い。

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マズメや潮止まり前後はヒラスズキの釣り方の基本

「ベイトの有無も重要」でも少し記載したがヒラスズキはマズメ時に最も積極的にエサを捕食する。そのため磯以外のサーフやゴロタ浜などでヒラスズキを狙う場合でもマズメ時は外せない。
もちろん、日中でも潮止まり前後は捕食する機会も多くなるため忘れずに攻めたい時間帯ではあるが、やはり朝マズメや夕マズメほど釣れる可能性は高いとは言えない。

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くもりや雨の日はヒラスズキが釣れやすい

理由には様々な要因がある。低気圧により水面にかかる圧力が減るとプランクトンが海面付近に上昇するためベイトが集まりヒラスズキの活性が高くなる。また、海鳥などの視認性も悪くなるためベイトも襲われる心配がなくなることから水面付近を活発に泳ぐ。特に雨の日は海鳥の数も減るためベイトが長い時間接岸している。
その他にも様々な理由があるが、曇りや雨の日はベイトにとってもヒラスズキにとっても良い環境となりやすくなるため釣れやすくなる。

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濁りのある日は釣れない

ヒラスズキはきれいな水質を好む魚だ。マルスズキが港湾など流れのない場所でも生息するのに対して、ヒラスズキは港湾や河口などで釣れることはまずない。※
そのため例え普段釣れているポイントであっても濁りがでると釣れなくなってしまう。特に底荒れと呼ばれるような濁りがでると昨日までの釣果が嘘のようになくなってしまうことも多い。
ヒラスズキのハイシーズンとなる春や秋は濁りが出やすい時期でもあるため、実釣前に必ずチェックしておきたい。

※セイゴやフッコと呼ばれるサイズは、一部河口や港湾付近で生息することがあるが、ある程度の大きさになるとほとんどが沖にでてしまう。

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ヒラスズキはいれば数投以内にバイトする

ヒラスズキはキャストしたポイントにいれば数投以内に出てくる可能性が非常に高い。逆に言えば数投以内に出なければそのポイントにはヒラスズキがいないと言える。

朝マズメや夕マズメなどであればその場で粘って回遊待ちと言った釣り方もありかもしれないが、回遊がなければ釣れないためギャンブル的な要素が強くなってしまう。

数投しても釣れない場合は早々に見切りをつけ別のポイントへとランガンするような釣り方が釣果を伸ばしやすい。

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トレースコースを変えるだけでもヒラスズキの反応は変わる

上記の内容に反した内容に聞こえてしまうが、トレースコースを変えて同じポイントを攻める釣り方は非常に効果的だ。マルスズキを含めシーバスは捕食範囲が決まっており、その捕食範囲にベイトなりルアーなりが通ると下からヒラスズキが飛び出してきてバイトする。また、捕食範囲に入ってくる方向も気にしていることが多い。

ハイシーズンや朝マズメなど高活性な時は捕食範囲も広いし通す方向も気にする必要はさほどないが、日中や冬などの低水温期などは活性が低くなり範囲や方向にシビアになっているのでトレースコースを変えるとヒラスズキがバイトしてくることがある。

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セットのあとに広がるサラシを狙う

波やうねりは常に同じ高さで寄せてくるわけではない。一定の周期で大きなうねり(セット)がくる。このセットによってサラシはよりもいっそう厚くなるだけでなく広く広がり、ヒラスズキが捕食するタイミングとなる。
また、セットの後は一瞬水面が穏やかになるので、ルアーが波に煽られずしっかりと水を掴み泳がせることができる。

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無駄打ちを避ける

ヒラスズキは非常に賢い。そのため何度もルアーを見せてしまうとスレてしまう。もちろんセットの後でなくても捕食してくることもあるが、サラシが薄くバイトしてこなかったり、波にルアーが煽られてミスバイトしてしまうことも多くなる。上記で記載したようなセットのみに絞りルアーを通しヒラスズキにルアーを見せる回数を極力減らすような釣り方をするのが釣果アップのコツだ。

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ルアーをキャストする前にやり取りをイメージしる

ヒラスズキはマルスズキより引きが強いだけでなく体力があるため弱りにくく、陸地に上げた後もよく暴れる。その最後まで弱らない引きの強さがヒラスズキの魅力でもあるがランディングは非常に難しい。また、ヒラスズキを磯で狙う場合は、サラシが広がるような荒れた海で行うこともさらにやり取りを難しくする。

かけた場合にどこに誘導するのか、どこに持っていかれるとラインブレイクするのかなど釣れる前からやり取りをイメージしておくとバラシの軽減に繋がる。

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ルアーをキャストする前にランディングする位置を考える

やり取りだけでなく、ランディングする位置も考えておく必要がある。
ランディングする位置を決めずにヒラスズキがかかるとランディングに手間取りバラシの原因となりやすい。
もちろんサーフやゴロタ浜で釣る場合にはそのままズリ上げてしまえば良いが、磯などで狙う場合にはランディングする位置をキャスト前に必ず決めておくのがコツだ。

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以前釣れたポイントを覚えておくのがコツ

磯はサーフなど違い地形が変化しない。もちろん地震などが起きて岩が崩れれば変化することもあるが、よほどのことがない限り変化することがない。
地形が変化しないと言うことは以前ヒラスズキが釣れた場所はヒラスズキにとって快適な場所である可能性が高く、釣れたヒラスズキを持ち帰っても別のヒラスズキがついている可能性が高い。

また、地形が変化しないと言うことは流れの変化もしないということにもなる。流れの変化がなければ、ベイトも同じポイントに定期的に入ってくる可能性が高く、ヒラスズキも捕食をしにやってくる。逆に言えば釣れないポイントはいつ行っても釣れない。
自分が釣れたポイントはもちろんのこと、他のアングラーが釣っているポイントなども覚えておくのがコツだ。

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ポイントによって釣れる時間帯が違う

満潮時には水面に顔を出していなかった根も干潮に近づくにつれて顔をだす。顔を出せば波やうねりがあたるようになるためサラシができる。
そのため満潮時には釣れないポイントでも干潮時には釣れるポイントになるので、時間帯をずらしてポイントに入るのもヒラスズキを釣るためのコツだ。

また、上記の「以前釣れたポイントを覚えておくのがコツ」でも記載したように釣れたポイントだけではなく時間帯(潮位の変化)も覚えておくような釣り方をすれば、通い詰めたアングラーにしか分からない時間ごとに釣れるポイントが見えてくるはずだ。

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凪ても釣れないが時化過ぎても釣れない

ヒラスズキはサラシができるような荒れた海を好む魚であるため凪の日は釣れにくい。また、時化過ぎてしまっても釣れない。はっきりとした定義がある訳ではないが、おおよそ波高が2m~3m前後となると釣れやすい。もちろん1.5mでも釣れるが1mを下回る場合にはサラシができにくくヒラスズキも釣れにくい。
一方、3mを超える場合にはヒラスズキがサラシの下に定位できなくなるため釣れにくくなる。もちろん水深がある程度あるような磯であれば3m以上でも釣れるがアングラーが波にさらわれる危険が高くなるので釣行は避けた方が無難だ。

↓登場する釣り用語

前日から波があった方が釣れる

上記で波高が2m~3m前後となると釣れやすいと記載したが、ベストなのは前日からある程度波があること。マズメ前まで凪だったのにマズメになった途端に波やうねりが入ってきてもヒラスズキは接岸していない。前日から波がしっかりとあることでヒラスズキは接岸してくる。
最低でも夜に波がある程度あれば翌日の朝マズメは期待できる。

↓登場する釣り用語

凪の干潮時に下見をするのがコツ

先程も記載したがヒラスズキはサラシの下にある根に身を隠しベイトが上を通るのを待ち構える。
その為、サラシができても根がなければヒラスズキが定位する場所がないため釣れにくい。しかしそう言ったポイントはヒラスズキが釣れる荒れた日には確認しにくい。
凪の特に干潮時に下見をすることでそう言ったポイントを確認することができる。

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青物のいない場所を狙う

地域差はあるが春から秋にかけてはイワシやサヨリなど様々なベイトが接岸してくる。そのためヒラスズキも多く接岸してくる時期にはなるが、同時にブリやカンパチと言った青物も接岸してくる。

青物はヒラスズキと違い根に隠れてベイトを捕食するのではなく、群れでベイトを取り囲み捕食を行う。そのため、青物がいるとヒラスズキがいても根から出てこなくなることが多くなる。また、出てきても群れでいる青物が先にルアーにバイトしてきてしまう可能性が高くなってしまう。
ヒラスズキのみを狙うのであれば、青物いるポイントを避けた方が釣れやすい。ただし、青物が釣れると言うことはベイトがいると言うことになるので、周辺にはヒラスズキもいる可能性が非常に高く、青物が抜けた後に狙うと言った釣り方もありだ。

↓登場する釣り用語

先行者が入ったポイントは避ける

ヒラスズキはいれば基本数投以内にバイトしてくる。そのため先行者が入ったポイントはすでにヒラスズキが抜かれてしまっている可能性が高い。仮にそこが最も釣れるポイントであっても先行者が移動した後はヒラスズキが抜かれてしまっているので釣れない。
それよりも違うポイントに入った方が釣れる可能性は高くなる。

同じポイント内にいるアングラーの動きなども見ながら攻めるのもヒラスズキの釣り方の基本と言える。

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立ち上がりの良いルアーを使うのがコツ

釣り方やコツではないが、立ち上がりの良いルアーを使用するのがコツだ。サラシを狙う場合、ポイントによっては線で狙うというよりも点で狙わなければならないことも多い。そのため、ルアーが着水後すぐに泳ぎ出してくれなければ、ルアーがポイント内で泳がずポイントを出た後に泳ぎ出す。

立ち上がりの良し悪しはルアーによって異なるが、ヒラスズキを狙うのであれば特に立ち上がりの良いものがおすすめだ。

登場する釣り用語

  • 潮通し・・・海水の流れのこと。海水の流れがある所を「潮通しが良い」という
  • サーフ・・・海岸のこと
  • ポイント・・・魚のいる場所。または釣り場のこと。
  • ランガン・・・次から次へと移動しながら釣りをするスタイルのこと
  • バイト・・・ルアーなどに魚が食いついてくること
  • ルアー・・・魚などの形をした釣具のこと。
  • ライン・・・釣り糸のこと。
  • アングラー・・・釣り人のこと